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秋から冬のジャケット考。〈KAPTAIN SUNSHINE〉デザイナー・児島晋輔の場合

  • 2025.9.16
児島晋輔

時代や要素が異なるものをミックスした着こなし

普段から、ジャケットはよく着ますね。でもかしこまって着るということではなく、僕にとっては秋冬にカーディガンを着ることと同じ気軽な感覚です。古着が好きなので、新しいジャケットをヴィンテージデニムと合わせたり、革靴とスニーカーを使い分けたりして、自分なりのドレスアップとカジュアルダウンを楽しんでいます。

〈KAPTAIN SUNSHINE〉のツイードジャケット
〈KAPTAIN SUNSHINE〉のツイードジャケット。
80年代アメリカ製ヴィンテージの〈Willis & Geiger〉スエードジャケット
80年代アメリカ製ヴィンテージの〈Willis & Geiger〉スエードジャケット。

よく参考にしているのは、パリで街にいる普通のおじさんたちです。彼らのスタイルは、年季の入ったジャケットをごく自然に着こなしているのでとても興味深い。声をかけて写真を撮らせてもらうこともありますよ。

時代のクロスオーバーだったり、ワークウェアやドレスのミクスチャーだったりが、僕のジャケットスタイルの基本です。その方向性は、自分が作る〈KAPTA IN SUNSHINE〉の服のベースとしても反映されていますね。

児島晋輔
ウールジャケットに共地のパンツ。インナーは古着のダンガリーシャツをスタイリング。胸元にチーフを挿してアクセントに。

profile

児島晋輔(アパレルデザイナー)

こじま・しんすけ/1976年兵庫県生まれ。男性ファッション誌の編集者として働きながら、2002年からデザイナーとしても活動し、13年に〈KAPTAIN SUNSHINE〉をスタート。トラッドやフィールドウェアの要素が特徴的。

特集「秋から冬のワードローブ。」をチェック!

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