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織田裕二が激白…“しゃれた手紙”を送り『踊る大捜査線』続編を決意させた【伝説のコメディアン俳優】とは?

  • 2025.9.20
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2010年、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」完成披露試写会 舞台あいさつを行う織田裕二ら出演者(C)SANKEI

日本の映画史に残る大ヒットシリーズには、制作の裏側でキャストの心を動かした感動的なエピソードが隠されていることがあります。俳優・織田裕二さんも、代表作『踊る大捜査線』の映画第1弾でやりきったと感じ、続編をまったく考えていなかったと告白。

そんな彼の決意を覆したのは、今は亡きある大先輩俳優からの一通の手紙でした。一体、織田さんの心を動かした人物とは誰なのでしょうか?クイズ形式でご紹介します!

織田裕二さんに続編製作を決意させた「しゃれた手紙」の送り主とは?

さて、クイズです!映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』第1弾の大ヒットで、「夢叶ったし、もうやりたかったことはできたし」と燃え尽きていた織田裕二さん。しかし、そんな彼のもとに、ある大先輩俳優から一通の手紙が届きます。

手紙は、その先輩が演じた役柄の口調で書かれており、「青島よ…いい加減、集めろ」と、続編の製作を促す内容でした。織田さんはこの「しゃれた手紙」に心を動かされ、続編への出演を決意したといいます。

一体、織田さんの心を動かした手紙の送り主である、大先輩俳優とは誰なのでしょうか?

ヒント…

  1. 『踊る大捜査線』シリーズで、青島刑事の先輩であり指導役でもあるベテラン刑事・和久平八郎を演じました。
  2. 俳優としてだけでなく、国民的な人気を誇ったザ・ドリフターズのリーダーとしても有名です。

「俺もそろそろ待ちきれねえぞ。年齢が年齢だし、早く作れ」

答えは……いかりや長介さんです!

2025年8月31日放送のTBS系『日曜日の初耳学』で、織田裕二さんはこの感動的な裏話を明かしました。映画第1弾で燃え尽きていた織田さんのもとに、和久平八郎役を演じたいかりや長介さんから、和久さんの口調で書かれた手紙が届いたそうです。

手紙には「“青島よ…いい加減、集めろ”」「“俺もそろそろ待ちきれねえぞ。年齢が年齢だし、早く作れ”」と書かれており、「そういうお手紙をいただいて。しゃれた手紙なんですよ」と織田さんは心を動かされたと語りました。

いかりやさんは当時すでに病魔に冒されており、織田さんは映画第2弾の撮影中に「パート2のときに顔がむくんでいたんですね。ああ、ご病気なんだっていうのはそのとき、分かって」と、そのことに気付いたといいます。

映画は2003年に公開され、いかりやさんはそれを見届けたかのように、翌2004年に天国へと旅立ちました。織田さんは「2は間に合ったんですけど、2のあと、亡くなって。和久さんがいなくなったらもう終わりだなって諦めた。もうこの作品はできないだろうって」と当時の心境を明かしていました。

エピソードを知るとより好きになるかも

自身の“最後の時間”を悟っていたのかもしれない、いかりやさんの熱い思いが伝わってくる感動的なエピソードですね。役柄そのままに“青島”へ送った手紙は、まさに粋そのもの。

この手紙があったからこそ、私たちは映画史に残る名作をもうひとつ観ることができたのです。作品を超えて築かれた二人の深い絆に、胸が熱くなります。