「何に見える？」あなたが"人生でなくしかけているもの"がわかる【心理テスト】

毎日の忙しさに追われていると、ふと立ち止まった時に「自分は一体何がしたかったのだろう」と感じてしまうことはありませんか。日々の生活をこなしていく中で、私たちは知らず知らずのうちに、かつて大切にしていた何かを見失ってしまうことがあるのかもしれません。

この心理テストでは、図形が何に見えるかという問いから、あなたの深層心理を読み解きます。そして、あなたが今、人生において「なくしかけているもの」が何なのかを明らかにしていきます。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1.海藻

2.血管

3.サンゴ

4.川の支流

「海藻」に見えたあなたは、今「自分と向き合う時間」が足りなくなっている状態かもしれません。まるで海流に身を任せる海藻のように、日々の出来事や周囲の要求に流されるまま、自分自身の内面を静かに見つめる余裕を失っているのではないでしょうか。

仕事や家庭、人間関係など、やるべきことに追われるうち、自分の本当の気持ちや願いが後回しになっているようです。その結果、心の声が聞こえにくくなり、どこか満たされない感覚を抱えているのかもしれません。

まずは一日5分でも良いので、意識的に一人の時間を作ってみることがおすすめです。スマートフォンを置いて温かい飲み物を飲んだり、ただ静かに窓の外を眺めたりするだけでも良いでしょう。そうした静かなひとときが、自分自身との対話を取り戻す第一歩になりそうです。

「血管」に見えたあなたは、かつて持っていたはずの「好奇心」をなくしかけているのかもしれません。生命のエネルギーを隅々まで運ぶ血管のように、かつてのあなたには、新しい物事や未知の世界へと向かう情熱が満ち溢れていたのではないでしょうか。

しかし、毎日の繰り返しの中で、いつしか「どうせ同じことの繰り返しだ」という諦めや、新しい挑戦への億劫さが心を占めるようになっているようです。その結果、世界が少し色褪せて見え、日常の楽しみや刺激を感じにくくなっているのかもしれません。

失われた好奇心を取り戻すには、ごく小さな「いつもと違うこと」を試してみるのが効果的でしょう。通勤ルートを一つ変えてみたり、普段は選ばないジャンルの本を手に取ってみたり。その小さな冒険が、あなたの心に新鮮なエネルギーを再び巡らせるきっかけになるでしょう。

「サンゴ」に見えたあなたは、「成長をすること」への意欲が少し停滞してしまっているようです。長い年月をかけて少しずつ形作られていくサンゴのように、本来のあなたは、時間をかけて着実に自分を高めていくことに喜びを感じるタイプなのではないでしょうか。

ですが、ある程度の経験やスキルが身についたことで、どこかで「もうこれくらいで良いか」という満足感や、これ以上学ぶことへの疲れを感じているのかもしれません。その現状維持の姿勢が、無意識のうちにあなたの可能性に蓋をしてしまっているようです。

再び成長の喜びを感じるためには、大きな目標ではなく、小さな「できた」を積み重ねることが大切です。その達成感が、次の一歩を踏み出すための自信を与えてくれそうです。

「川の支流」に見えたあなたは、現状を変えたいと思いながらも、その一歩を踏み出す「変化する勇気」をなくしかけている状態かもしれません。大きな本流から分かれて新しい流れを作る支流のように、心のどこかでは、今のルートから外れてみたいという願いがあるのではないでしょうか。

しかし、慣れ親しんだ環境を離れることへの不安や、変化に伴うリスクを考えすぎてしまい、結局は「今のままでいる方が楽だ」と自分に言い聞かせているようです。その安定志向が、あなたを安全な場所に留める一方で、不自由さも感じさせているのかもしれません。

大きな変化を起こすのが怖いと感じるなら、まずは自分の選択で変えられる、ごく身近なことから始めてみましょう。部屋の模様替えをする、新しいコミュニティに参加してみるなど、小さな自己決定を繰り返すことが大切です。

ライター: Kazuhide.Y
公認心理師、心理学ライター。心理学を「ちょっと難しい学問」ではなく「毎日の生活に役立つ知識」としてお届けします。あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな情報発信を目指しています。