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医師「なるべく避けて」→実は『加齢臭』を悪化させる原因に…意外とやりがちな“NG習慣”とは?

  • 2025.9.4
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

加齢臭、気になりますよね。年齢を重ねると誰しも少なからず感じるこの独特なニオイ。でも、実は“加齢臭対策”と信じて続けている習慣の中に、医師も「なるべく避けてほしい」と発信するものがあるんです。あれ?それって逆効果なの!?と驚く方も多いはず。今回は、そんな加齢臭を悪化させかねない意外なNG習慣について、医学的な知見も踏まえながらわかりやすく解説していきます。

加齢臭の意外な原因は日常に潜む!やりがちなNG習慣とは

みなさんは「加齢臭」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?主に皮脂の酸化によって発生するニオイであり、40歳前後から徐々に増えると言われています。原因は主に皮脂中の「ノネナール」という成分の増加。しかし、実は加齢臭を増強させる要因には意外と知られていない「生活習慣」が存在しています。特に医師が「なるべく避けてほしい」と注意を促すような習慣ほど、加齢臭を悪化させることがあるんです。

たとえば、加齢臭対策としてゴシゴシと強くこすり洗いをする方もいますが、これは肌にダメージを与え、皮脂が過剰分泌される原因に。結果、皮脂が酸化しやすい環境を作るのでニオイが強くなります。また、加齢臭には体内の酸化ストレスやホルモンバランスの変化も関係しています。だから、生活リズムが乱れると汗や皮脂の質が悪化し、臭いもキツくなるわけです。

加齢臭対策にとにかく洗えばいい」と思い込んで、1日に何度もシャワーを浴びたり、刺激の強い石鹸で洗いすぎてしまうと、肌の常在菌バランスも乱れてしまいます。常在菌は、実は肌の健康やニオイのコントロールに重要な役割を持っており、それが乱れるとニオイが不快な方向に傾くのです。さらにストレスフルな日々が続くと、活性酸素の発生量が増え、皮脂中のノネナール生成を促進。加齢臭が強くなる悪循環に陥ってしまいます。

また、ストレスや睡眠不足などの精神的・身体的な負荷がかかる状態も、皮脂の質を変えてしまい、結果的に臭いを強めてしまうのです。さらに、脂っこい食事や喫煙、飲酒の習慣も皮脂の状態を不安定にし、加齢臭の悪化につながります。

加齢臭を悪化させないために…

では、医師たちが「なるべく避けてほしい」と注意するNG習慣を避けつつ、加齢臭を悪化させず快適に過ごすにはどうしたらよいのでしょうか。まず、過剰な入浴は控えめにして、ぬるま湯で優しく洗うことを心がけましょう。洗浄力の強い石鹸やボディソープの使用は最小限にし、保湿を十分に行うことが大切です。

また、規則正しい生活とバランスの良い食事、適度な運動は体内の酸化を抑え、ホルモンバランスを整える効果があります。特にビタミンCやE、ポリフェノールなど抗酸化作用のある食品を取り入れると良いでしょう。さらに、禁煙や飲酒のコントロールも加齢臭改善に貢献します。

ストレス管理も忘れてはいけません。十分な睡眠とリラックスする時間を作り、心身のバランスを整えることが、加齢臭対策として非常に効果的です。これらの習慣を意識的に取り入れることで、医師が勧める加齢臭を悪化させない生活に近づけます。

<医師からのポイント>
更に余裕があれば、ボディクリームなどで身体も保湿できると、皮脂の分泌が抑えられます。

加齢臭は日々の習慣が鍵!「やりがちな落とし穴」を避けて快適ケアを

加齢臭は年齢とともに出やすくなるニオイですが、実は生活習慣やケア方法次第で悪化も防げます。医師が「なるべく避けてほしい」と指摘するNG習慣には、強すぎる洗浄や過剰なお風呂、睡眠不足やストレスの多さなどが含まれます。これらを避けることで、体の内側と外側のバランスを整え、加齢臭の原因となる物質の発生を抑えることが可能です。

ぜひ今日からできる範囲で意識してみてくださいね。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。