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40年前、日本中が魅了された“ハスキーボイスの歌姫” CMから映画までも席巻した“力強い骨太ロック”

  • 2025.9.5

「40年前の春、どんな音楽が街を駆け抜けていたか覚えている?」

1985年、街はバブル前夜の熱気に包まれ、夜ごとネオンが輝いていた。テレビからは派手なCMソングが流れ、街角のレコードショップには最新の楽曲が並び、若者たちは音楽をファッションと同じように“自分を語るもの”として消費していた。

そんな時代の空気を切り裂くように登場したのが、中村あゆみの歌声だった。

中村あゆみ『翼の折れたエンジェル』(作詞・作曲:高橋研)——1985年4月21日発売。

デビューから3枚目のシングルにして、彼女の代名詞となったこの曲は、40年経った今もなお鮮烈に記憶されている。

CMから映画までを彩った名曲

『翼の折れたエンジェル』が強烈な存在感を放った大きな理由のひとつは「日清カップヌードル」のCMソングに起用されたことだ。

テレビから流れる印象的なフレーズは、多くの人々の耳に焼き付き、瞬く間に時代の空気と結びついた。街中で曲を聴く機会が増えることで、リスナーの心に深く浸透していったのである。

さらに1991年には、この曲をメインテーマに据えた同名の映画『翼の折れたエンジェル』も制作されている。“映画になるほど”の存在感を放っていたこと自体が、この曲の影響力を物語っている。

ハスキーボイスが生んだ圧倒的な説得力

中村あゆみ最大の魅力は、独特のハスキーボイスにある。アイドル的な清涼感や可憐さではなく、少し掠れた声に宿る生々しい力強さが、歌詞の一言一句を真実味をもって響かせた。

磨き上げられた技巧よりも声そのものの熱量で勝負する彼女の歌唱は、どこか荒削りでありながらも等身大のリアリティを放ち、当時のリスナーに強い共感を呼び起こした

さらに作詞・作曲を手がけたプロデューサー・高橋研によるストレートで骨太なフレーズが、中村の声に乗った瞬間、「生き様そのもの」を表現する作品へと昇華した。

イントロから走り抜けるサウンドと、サビで突き抜ける言葉の衝撃は、当時の若者たちにとって忘れられない体験となった。

ヒットの広がりと数々のカバー

この楽曲は中村にとって決定的な代表曲となった。その後も数多くのアーティストにカバーされ続け、世代やジャンルを越えて愛される“青春ロックの象徴”として位置づけられている。

男性ロックバンドが力強く歌い上げることもあれば、女性シンガーが切なさを込めて歌うこともある。歌い手の数だけ解釈が生まれるのも、この曲が持つ普遍性の証だ。

ライブでは必ずといっていいほど披露される定番曲となり、観客が一斉にサビを口ずさむ光景は、この楽曲が時代を超えた存在であることを示している。“世代を超えて一緒に歌える曲”としての強さが、いまも人々を惹きつけ続けている。

時代を超えて響き続ける理由

40年の時を経ても、『翼の折れたエンジェル』はカラオケやライブで愛され、テレビや映画でも繰り返し引用されてきた。

シンプルな言葉と疾走感あるメロディ、そしてハスキーな声が合わさった瞬間に生まれる“永遠のリアリティ”こそが、色あせない理由だろう。

春の夜、街角であのイントロが流れれば、誰もが一瞬で1985年にタイムスリップする。

それこそが、この曲が持つ“永遠のフレーズ”の力なのだ。


※この記事は執筆時点の情報に基づいています。


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