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「吹奏楽部が野球部の応援、納得いかない」夏休みの光景に「コンクール時期と被る」「炎天下では楽器が傷む」

  • 2025.8.14
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出典:Photo AC ※画像はイメージです

毎年夏は高校野球を観ることを楽しみにしている方もいるでしょう。その際、球場で練習の成果を発揮する選手たちの勝利を願い、観戦席で応援する吹奏楽部の生徒にもエールを送っている方も多いのではないでしょうか。

甲子園のおなじみの光景のひとつで、応援をするのが夢だったという子もいるようです。ですが、学生時代に吹奏楽部に所属していた方々を中心に、「コンクールの時期に、炎天下の応援に駆り出されて納得いかなかった」という趣旨の意見がSNSに寄せられ、話題になっています。

はたして、世の中の人はどのような反応を示しているのでしょうか?詳しくご紹介します。

吹奏楽部経験者が語る、応援に行きたくない理由

吹奏楽部経験者から特に多く挙げられていたのは、同じ時期に吹奏楽部もコンクールがあり、自分たちの大会に集中したい、という意見です。

地区予選があったり本大会間近の練習に尽力していたりなど、コンクールに力を入れている学校は夏休みは特に力を入れている時期なのです。

  • わかる、自分たちの大会も同じ時期なんだけど?ってなるよね。
  • コンクールの時期とかぶっているからね。
  • いやいや、大会を優先させるべきでしょう。
  • 野球ファンで、学生時代は吹奏楽部でしたが、コンクールと時期がかぶるので自分は気乗りしなかったです。

大切な楽器が傷む

ほかにも、スケジュールではなく演奏する環境の問題もある様子。夏の炎天下で楽器を使用することにより、故障するリスクが高まってしまうそうです。

  • 炎天下で応援するのが本当に嫌でした。楽器も傷みますし。
  • 入部後に応援が強制と知りました。暑いから楽器も心配で…。
  • 砂埃のせいで楽器の掃除が大変でした。
  • 楽器が故障するリスクが高まるし、外で応援したくなかったなぁ。

また、雨に濡れると楽器は深刻なダメージを受けてしまいます。

  • 雨の日は絶対に嫌だよね。
  • 管楽器を雨で濡らすのは大問題だよね。

野球部の応援は楽しかったという方の意見

一方、野球部の応援をしたことが良い思い出になっているという内容のコメントもありました。

  • 元吹奏楽部員です。自分は、野球部の応援行くの好きでした。演奏会がある時は、楽器の運搬を手伝ってくれたこともあります。
  • 自分は元吹奏楽部だけれど、応援するの楽しかったよ。人によって考えが違っているのかな。
  • 私は好きだったな。あれほど開放感のある場所で演奏できる機会ってなかったし。
  • 私は野球が好きだから楽しかったです。でも、ほかの部員は退屈そうだったなぁ。

また、「自分は楽しかったものの、否定的な考えを示していた部員も多かった」という声も多数。

学校によってどれほどコンクール出場に重きを置いているかは異なり、吹奏楽部員の中でもどの活動を優先したいかは異なってきます。

吹奏楽の強豪校であればコンクール出場や金賞獲得を目指して入部してくる人も多く、野球の強豪校であれば甲子園で応援することを楽しみに入部してくる人もいるでしょう。

野球部の特別扱いを疑問視する声も

実際、甲子園があるからと言って、吹奏楽部が野球部の応援を最優先しなければならないのはおかしいと考えている人も少なくないようです。

  • 野球部を最優先にしなくてはいけないのはおかしいと思います。
  • 野球部のために吹奏楽部があるわけではないからね。

また、サッカー部やバスケットボール部、バレー部など…世の中にはさまざまな運動部があります。その中で、野球部だけ特別扱いするのはおかしいと指摘する内容のコメントも。

  • なんで野球部だけ特別扱いしているんだろう?
  • どうして野球部だけなの?ほかの部活は?って思っていましたね。

そのほか、応援すること自体は問題ないものの、参加するかどうかは希望制にするべきであるという趣旨の投稿もありました。

  • 参加するか否か、選べるようにするべきだよね。
  • 希望者だけ行けばいいと思うなぁ。

あの光景にもさまざまな葛藤が

今回は吹奏楽部経験者の中でも意見が分かれているようで、自分は楽しかったという人もいれば、仕方なく応援に行っていたという方も。

また、野球部だけ特別扱いするのはおかしい、参加は希望制にするべきという内容のコメントもありました。吹奏楽部の所属人数の多い学校であれば、コンクールに出場するメンバーのチームと、応援に行くチームというように別部隊で活動できるかもしれませんが、そううまくはいかないもの。

甲子園ではおなじみの光景ではあるものの、実際にはさまざまな問題も抱えているようです。