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【韓国旅】ソウルよりも「ちょうどいい」。センスあふれる釜山のおすすめローカルショップ

  • 2025.7.20

前回紹介した釜山は、チャガルチ市場や富平カントン市場などディープで庶民的なエリアが中心。

一方で、釜山は今、若い感性に満ちたおしゃれな店が次々に生まれています。チェーン店よりも個人店が元気なのが、釜山らしさ。広いソウルとは異なり、エリアごとにセレクトショップやカフェがぎゅっと集まっているため、ぶらぶら歩きながら気になる店をまわりやすいのも魅力です。今回紹介するのは、海辺のリゾートのような雰囲気が漂う「広安里」と、釜山きってのカルチャー系ショップが集まる「田浦」の2エリア。釜山の「今」を感じられる店を厳選して紹介します。

のびやかで洗練されたショップが並ぶ海辺の「広安里」ベスト3!

釜山の海辺といえば「海雲台」が有名ですが、もう少しローカルでおだやかな雰囲気なのが「広安里」。

地元の人たちが集う昔ながらの海水浴場として知られてきたこのエリアは、近年、カフェやセレクトショップが増え、おしゃれなビーチタウンとして人気を集めています。

夕暮れ時には広安大橋がライトアップされ、海を眺めながらのんびり歩く人々の姿も。散歩や買い物、カフェ巡りを楽しむにはぴったりの場所です。そんなエリアで特におすすめの3軒を紹介します。

ビルの2階にあるセレクトショップ「BREEZE archive」

広安里の坂の途中、ビルの2階にあるセレクトショップ。モノトーンを基調としたミニマルな空間に、オリジナルのグッズや韓国国内外のアパレルや雑貨がセレクトされて並んでいます。

リネンやシルクなど天然素材を活かしたインナーウェアやシンプルながらも存在感のあるアクセサリー、そして香りのアイテムも充実しています。モードで洗練されたセレクトで大人っぽいものが多く、ソウルでは売り切れだったものがここで販売していたりと掘り出し物があるのもポイント。

ソウルでも大人気! 韓国の若手クリエイターによる雑貨や服飾小物の本店「Cosymosy」

BREEZE archiveから徒歩数分の場所にあるCosymosyは、韓国の若手クリエイターによる雑貨や服飾小物を集めたセレクトショップ。

ソウルにもあって人気ですが、釜山が本店というだけあって品数も豊富。

ぽってりとしたカラフルな器や手縫いのポーチ、色ガラスのアクセサリーなど、色合いや素材感に独自のセンスが感じられるものばかりです。

特に人気なのは、手作りのふわふわなアヒルのキーホルダー。SNSで話題になったせいか、バッグにつけて歩いている人をあちこちで見かけました。ちなみに、店内にはcosyとmosyという店名の由来にもなった2匹の猫がいて癒やされます。

テイクアウトして海を眺めながらぱくり!「baked today」

買い物の途中でちょっとひと息入れたいときには、baked todayへ。

今年オープンしたばかりですが、そのおいしさとおしゃれさで早くも人気のショップです。

店名の通り、「今日焼いたものだけを出す」がコンセプト。季節のフルーツを使ったケーキや、自家製ブリオッシュで作るフレンチトースト、バナナプディングやレモンバターケーキなど、素朴ながらも素材にこだわった焼き菓子が並びます。

店内でも食べられますが、テイクアウトにして海を見ながらのんびりいただくのもおすすめ。キャラメルバタークッキーやグラノーラなどはお土産にもピッタリです。

カルチャーが薫る路地裏で出合う、「田浦」のセレクトショップ巡り

釜山の繁華街である西面駅から歩いて10分ほどの位置にある「田浦」。

ここ数年で個人経営の雑貨店やセレクトショップ、ギャラリーやカフェが続々とオープンし、カルチャー通が注目しているローカルなエリアです。

店ごとの世界観がしっかりと確立されていて、歩くごとに「こんな場所があったんだ」と新しい発見があります。ファッションから文具、ライフスタイルグッズまで、今の釜山の空気を感じられるショップ3軒も注目です!

おしゃれで可愛い暮らしにまつわる生活雑貨に出合える「AVIVERE Company select shop」

AVIVEREは、暮らしにまつわる生活雑貨を集めたセレクトショップです。

扱うのは、食器やカトラリー、照明などのインテリア雑貨のほか、肌ざわりのいいパジャマなどのルームウェアやタオル、ポーチなど。

韓国らしいカラフルな色使いのものがたくさん並び、いつもの生活を楽しくしてくれるアイテムがそろいます。比較的リーズナブルなものが多く、取り入れやすいのもポイント。

文具好きにはたまらないステーショナリーショップ「made by」

ベーシックななかに“今”のムードが感じられるセレクトショップ「luft」

もともと海雲台で人気のセレクトショップ「Luft Mansion」が、田浦にも店舗を構えたのがこの「luft」。

ベーシックななかに“今”のムードが感じられるセレクトが魅力。

釜山といえば必ずと言っていいほど目にするオリジナルのバッグやキャップがあるほか、「this is never that」や「EENK」「MARGESHERWOOD」「OPEN YY」などの人気の韓国ブランドが一堂にそろっています。ソウルでは各店舗に行かなければならないブランドも、釜山のここなら効率よくまわれるのがうれしいですね。

釜山のおしゃれなショッピングエリアには、肩ひじ張らずに楽しめる“ちょうどよさ”があります。

ひとつひとつの店が個性にあふれ、でも押しつけがましくないのがいいところ。

今回ご紹介した「広安里」と「田浦」は、その代表格。どちらも半日でまわりきれる規模感なのもおすすめするポイントです。

ディープで庶民的な市場と、おしゃれな「今」を感じるショッピング。ソウルとはひと味もふた味も違う、釜山の奥深さを感じられる旅でした。

撮影・文/晴山香織

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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