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医師「なるべく避けて」→実は『体に老廃物』が溜まる原因に…やりがちな“3つのNG食習慣”とは?

  • 2025.8.28
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

健康や美容のために食生活を気をつけているつもりでも、実は知らず知らずのうちに「老廃物」が溜まる原因を作ってしまっている人が意外に多いんです。医師からは「なるべく避けてほしい」と強く指摘される食習慣もあり、その影響は体の不調やむくみ、肌荒れなどさまざまなトラブルに直結することも。今回は、特に日常生活でやりがちなNGな食習慣と、それがどのように老廃物の蓄積につながるのかをわかりやすく解説します。

老廃物が溜まる原因とは?普段の食べ方が知らずに悪循環を招くワケ

体の中で不要となった老廃物は、通常血液やリンパの流れによって排出されます。しかし、食生活の乱れや偏りによってこの老廃物の排出がスムーズに行えなくなることがあるのです。例えば、塩分の過剰摂取は体に水分を溜め込みやすくし、むくみや血流障害を引き起こします。さらに加工食品やファストフードに多く含まれる添加物も、肝臓や腎臓での解毒を妨げ、結果的に「老廃物」が体内に残りやすくなってしまうことが指摘されています。

また、極端な食事制限や偏ったダイエットも注意が必要です。栄養バランスが崩れることで、体の代謝機能が低下し、老廃物の処理能力が落ちるケースが増えています。水分不足も大敵で、体内の循環が悪くなり、老廃物がたまりやすくなる原因になります。

こんな食習慣に要注意!

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

具体的に避けたい“NG食習慣”にはどんなものがあるのでしょうか?まずは「塩分の摂りすぎ」。味が濃い料理や漬物、インスタント食品などで知らずに塩分がどんどん溜まっていくことが多いです。塩分過多は体内の余分な水分をため込み、むくみや血圧の上昇を招きやすくなります。

次に「糖質の過剰摂取」も老廃物の蓄積に悪影響。特に精製された白米やパン、甘いお菓子は血糖値を急激に上げ、体の炎症反応を強めることが研究で示されています。炎症が慢性化すると、細胞の機能低下を招き老廃物の処理が追いつかなくなることがあるのです。

さらに「水分不足」も無視できません。忙しい日々の中で水やお茶ではなく、ついアルコールやエナジードリンクで水分を摂った気分になる人もいます。しかし、アルコールやカフェインを多く含むエナジードリンクには利尿作用があり、かえって体内の水分バランスを崩しやすいという注意点があります。結果として老廃物の排出が滞りやすくなり、疲れやすさや肌トラブルの原因に。エナジードリンクの飲みすぎには注意しましょう。

加えて、食事の時間や回数も大切です。夜遅い食事や間食が多いと、消化器官が休まらず代謝が低下。老廃物排出のリズムが乱れ、体に負担がかかってしまいます。

老廃物をためない食生活のコツと日常でできるケア法

では、どうすれば老廃物をため込みにくい食生活が送れるのか?まずは「バランスの良い食事」が基本です。野菜や果物を豊富に摂り、食物繊維や抗酸化物質で体内のデトックスを助けましょう。特にカリウムを含む食材(バナナやほうれん草など)は、過剰な塩分によるむくみを和らげる効果があります。

水分補給もこまめに行うのがポイント。純粋な水やノンカフェインのお茶を1日1.5〜2リットル程度を目安に飲むことで、老廃物を排出する代謝が活性化されます。カフェインやアルコールは控えめに。

また、食べる時間帯にも気をつけ、特に寝る直前の食事は避けて消化の負担を減らすことも大切です。できれば規則正しい食事時間を心がけ、内臓を休ませる時間を確保しましょう。

さらに、適度な運動はリンパや血液の流れを良くして老廃物の排出を促すので、デスクワークが多い人は日常的にストレッチや軽い有酸素運動を取り入れるのがおすすめです。

食習慣”を見直して、老廃物知らずの体を目指そう

食事は毎日のことだからこそ、知らないうちに老廃物が溜まる原因になり得ます。医師から避けるよう推奨される食習慣には「塩分の摂りすぎ」「糖質の過剰摂取」「水分不足」、「夜遅い食事」などが挙げられますが、こうした習慣が体に負担をかけ、老廃物の蓄積を助長してしまうのです。

反対に、栄養バランスを整え、十分な水分を摂り、規則正しい食事時間を守るだけで、体内の循環は驚くほど良くなります。老廃物が溜まりにくい身体づくりは、健康はもちろん美肌や快適な毎日への近道。今日から少しずつ、NGな食習慣を見直してみませんか?


池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院 院長:柏木 宏幸

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埼玉医科大学医学部卒業。東京女子医科大学消化器内科にて助教として勤務。複数の医療機関で臨床経験を重ね、2023年に現クリニックを開院。胃がん・大腸がんの早期発見と内視鏡検査の普及を目指し、企業や地域住民を対象とした健康診断や生活習慣病の治療をはじめ、一般内科および消化器疾患の診療に幅広く取り組んでいる。また、クリニックのYouTube(https://www.youtube.com/@HKa-wb4jw)を通じて医療知識や内視鏡検査の重要性を発信し、医療情報の普及活動にも尽力中。

池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック東京豊島院:https://www.ikebukuro-cl.com