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『高血圧になりづらい人』には“ある共通点”があった…毎日続けている“たった1つ”の習慣とは?【医師の監修】

  • 2025.8.22
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「高血圧って怖いけど、どうしてもなっちゃうもの?」と思っていませんか?実は、高血圧になりづらい人には“ある共通点”があることがわかってきました。それは特別な薬でも難しいダイエットでもなく、誰でも簡単に毎日続けられる“たった1つの習慣”にありました。今回は、その秘密に迫りながら、健康的な血圧を保つポイントを分かりやすくお伝えします。今日からすぐに取り入れられそうなヒントが満載ですよ!

なぜ高血圧を予防したほうがいいのか

まずは高血圧がなぜ問題視されるのか、改めて考えてみましょう。高血圧は脳卒中や心臓病、腎臓病などのリスクを大きく引き上げる生活習慣病の代表格です。日本では多くの人が高血圧と診断され、加齢や塩分の摂りすぎ、運動不足、ストレスなどが原因として知られています。しかし、一方で長年高血圧にならず健康を維持している人たちもいます。

そうした人たちに“ある共通する習慣”があるということ。単なる食事制限や運動だけではなく、毎日の生活の中に自然に取り入れられるシンプルな方法です。

毎日続けたい「規則正しい睡眠」

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

実は睡眠が血圧と大きな関係があります。睡眠は心身の健康に欠かせないものですが、その“質”と“リズム”が血圧コントロールにとても重要です。体内時計が乱れると自律神経のバランスが崩れ、血圧が上がりやすくなります。反対に、毎日同じ時間に寝起きしたり十分な睡眠をとることで自律神経が整い、血圧も安定しやすくなるのです。

睡眠不足が長期間続くと、血圧が上がりやすくなります。特に、毎日の少しずつの寝不足が積み重なる「睡眠負債」を放置すると、高血圧を引き起こす可能性があります。また、血圧と深く関係する睡眠障害として「睡眠時無呼吸症候群」があります。これは、睡眠中に呼吸が一時的に止まることで体が酸素不足に陥り、呼吸を再開しようとする際に交感神経が過剰に働くため、結果として血圧が上昇しやすくなるのです。

例えば、寝る時間と起きる時間を大きく変えないこと、深い眠りを確保することが大切だとされています。加えて、夜遅くまでのスマホやパソコンの使用を控えると、眠りの質がぐっと良くなるのでおすすめです。

誰でも今日から実践できる!「質の良い睡眠」で高血圧を予防しよう

「決まった時間に寝て、決まった時間に起きる」「十分な睡眠をとる」これが自律神経を整え、血圧の安定に大きな役割を果たしているのです。

もちろんこれだけでなく、食事や運動も大事です。今晩からでも就寝・起床時間を一定にして、快適な睡眠をぜひ取り入れてみてください。高血圧だけでなく、健康全般に良い影響が期待できるでしょう。


監修者:浅草橋西口クリニックMo 頴川 博芸

静岡県沼津市出身。日本大学医学部中退、東海大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学研究科修了。順天堂大学医学部附属静岡病院で初期臨床研修修了後、順天堂大学医学部附属順天堂医院、越谷市立病院、順天堂大学医学部附属練馬病院などを経て現在は浅草橋西口クリニックMo院長、順天堂大学医学部附属順天堂医院食道・胃外科非常勤助手。資格は日本専門医機構外科専門医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本医師会認定産業医など。趣味は旅行。