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「白髪が止まらない…」と嘆く人が実はやっている、遺伝だけではない“5つのNG習慣”【医師監修】

  • 2025.8.21
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

どんどん増える白髪に「もう年齢のせいだから仕方ない…」と諦めていませんか?実は、白髪が止まらない人には驚くほど共通した生活習慣の特徴があるんです。年齢だけでは説明できないそのメカニズムを知れば、日々の生活を見直すヒントになるかもしれません。今回は、つい見落としがちなNG習慣について詳しく解説していきます。

白髪が増え続ける背景にはある共通点が…!

白髪は加齢とともに増えるものですが、実はそれだけが原因ではありません。最新の研究によれば、白髪の発生には遺伝的要素のほか、髪の毛の色素細胞であるメラノサイトの働きに影響を与える生活習慣も大きく関わっていることがわかっています。

睡眠不足や偏った食生活もメラノサイトの正常な機能を妨げることが知られています。更に喫煙は血行不良を引き起こし、髪の毛に必要な栄養が届きにくくなり、白髪の増加に繋がるとも指摘されています。

こうした視点からみると、「白髪が止まらない人」には、無意識のうちにこれらのNG習慣を複数組み合わせて生活しているケースが多いと言えるでしょう。

意外と見落としがちなNG習慣とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

今まで「白髪は遺伝だから仕方ない」と思いこみ、生活習慣をあまり意識してこなかった方は要注意。以下に挙げる習慣が、知らず知らずのうちに白髪を加速させている可能性があります。

  • 極端なダイエットや偏食
    髪の毛の原材料であるタンパク質や、髪の色を作るメラニン生成に必要なビタミンB群、銅、鉄分が不足しがちです。バランスの良い食事を心がけましょう。
  • 慢性的な睡眠不足
    睡眠中に分泌される成長ホルモンは髪の修復に不可欠。不十分だと髪質の低下だけでなく白髪にもつながります。
  • スマホやパソコンの長時間使用による眼精疲労とストレス
    慢性的なストレスと目の疲れは交感神経を優位にし、血流悪化を招きます。
  • 過剰な喫煙やアルコール摂取
    血管を収縮させ、髪に栄養が届きにくくなります。
  • 頭皮の強い洗いすぎや乾燥放置
    適度な皮脂は頭皮のバリア機能を支えます。洗いすぎは乾燥や炎症を引き起こし、メラノサイトに悪影響を与えます。

改善策として一番大切なのは、ストレス管理と生活リズムの見直し。ゆったりとした時間を作り、質の良い睡眠を確保し、栄養バランスの整った食事を摂ることが基本です。さらに、頭皮マッサージや適度な運動で血流を促進すると髪の成長環境が整いやすくなります。

※ただし、白髪については遺伝以外の要因が不明な部分も多く、NG習慣を改善しても白髪が減らない可能性もあります。

今から始められる白髪対策のポイントまとめ

年齢とともに白髪が増えるのは自然なこと。しかし、「白髪が止まらない」と感じる人には、ストレス、多忙な生活、偏った食事、睡眠不足、喫煙・飲酒習慣など、メラノサイトの働きを阻害する共通のNG生活習慣が存在します。これらは自覚が薄くても、蓄積されると白髪の進行を加速させる恐れがあるのです。

まずは日常生活を振り返り、無理のない範囲でバランスの良い食事や十分な休息を心がけ、ストレスケアや頭皮ケアも意識しましょう。決して諦めず、生活習慣の見直しから始めることで、少しずつ髪の健康を取り戻すことが期待できます。

「白髪が止まらない」と感じたら、ぜひ今回紹介した生活習慣をチェックし、未来の自分のために行動を変えてみてくださいね。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。