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医師「極力避けてほしい」→実は『認知症リスク』を高めている…意外とやりがちな“3つのNG食生活”とは?

  • 2025.8.31
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「認知症は避けたい」と誰もが思いますよね。でも、実は日々の何気ない食生活の中に、認知症リスクを劇的に高めてしまう意外な“NG食生活”が潜んでいます。普段の食事でよくある習慣が、実は脳の健康に悪影響を及ぼしてしまうこともあるんです。この記事では、特に避けるべき3つの食生活をわかりやすく解説。今すぐチェックして、未来のあなたの脳を守りましょう!

認知症と食生活の密接な関係

認知症とは、記憶力や判断力が低下し日常生活に支障をきたす症状の総称で、高齢化とともに患者数が増加しています。では、なぜ食生活が認知症に関係するのでしょうか?

脳の働きには酸素や栄養素が欠かせず、食事から摂取する栄養が足りなくなると脳細胞がダメージを受けやすくなります。たとえば、抗酸化作用があるビタミンE、脳のエネルギー源となる良質な脂肪酸(DHA・EPA)、神経細胞の維持に役立つビタミンB群などは脳の健康に直結するとされます。

さらに、食生活が偏ると血管障害を引き起こし、脳梗塞や脳出血のリスクが高まることも。これらが原因で発生する血管性認知症を防ぐためにも、塩分の過剰摂取を避けることは大切です。

避けたい3つのNG習慣とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では実際に、どんな食生活が認知症リスクを高めるのか?医師も「極力避けてほしい」と指摘する、3つのNGポイントを詳しくご紹介します。

  1. 甘い飲み物やスイーツの過剰摂取
    清涼飲料水や市販の甘いお菓子には、血糖値を乱高下させる大量の糖分が含まれています。血糖値が乱れると、インスリン抵抗性が脳の神経にも悪影響を及ぼし、認知症のリスクが高まることも。糖尿病との関連も深く、日々の糖分コントロールが鍵です。

  2. トランス脂肪酸や飽和脂肪酸の多い脂っこい食事
    ファストフードや加工食品に多く含まれるトランス脂肪酸は、脳を保護する働きを阻害し、脳内の炎症を促進。さらに動脈硬化を進めやすく、血管性認知症のリスクも高まります。加えて、飽和脂肪酸も適量を超えれば同様に脳の健康を損なうため、摂取は控えめにしましょう。

  3. 栄養バランスの偏った食事や過度な断食・極端なダイエット
    極端な制限は栄養不足を招くリスクがあります。そのため、健康的な脳を保つには、バランスの良い食事を続けることが何より重要です。

これら3つのNG食生活は、知らず知らずのうちに続けてしまいがちですが、認知症予防には今日から意識的に改善していきたいポイントです。

認知症の予防は毎日の「食事選び」から始まる!

認知症は年齢と共に増えるリスクですが、食生活の工夫でそのリスクを大きく下げることができます。

甘いお菓子や飲み物の過剰摂取、脂っこいジャンクフードの常食、そして栄養バランスが偏った食事は、疫学研究でリスク上昇が報告されています。毎日の食事を見直し、脳に優しい糖質コントロールや良質な脂質、ビタミン豊富な野菜中心のバランス食を心がけましょう。

今日から出来る小さな見直しで、未来の自分の脳をしっかり守っていきましょう!


監修者:鈴木枝里子医療法人社団ユーアイエメリー会(埼玉県久喜市)理事長
精神科専門医、精神保健指定医