1. トップ
  2. 医師「避けてください」→実は『デリケートゾーンの臭い』を悪化させる…雑菌を増やす“NGな洗い方”とは?

医師「避けてください」→実は『デリケートゾーンの臭い』を悪化させる…雑菌を増やす“NGな洗い方”とは?

  • 2025.8.14
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

デリケートゾーンのケアって、意外と適当に済ませがちではありませんか?じつは多くの方が間違った洗い方をしていて、トラブルの原因になっていることもあるんです。見落としがちな洗い方のポイントや、知らずにやってしまいがちなNG習慣。正しい方法を知って、毎日のケアをもっと快適にしませんか?

今回は、デリケートゾーンの洗い方についての意外な真実と正しいケア法をわかりやすくご紹介します。

デリケートゾーンのにおいが気になるワケ

デリケートゾーンのにおいは、多くの人が経験する自然な現象ですが、その原因は複数にわたります。まず、生理的な要因としてこの部分は皮脂腺や汗腺が集中しており、汗や皮脂が分泌されやすいことが挙げられます。特に汗は、体温調節のためにかかせませんが、汗が皮膚の表面に残ると細菌が繁殖しやすくなり、においの原因となります。

さらに、デリケートゾーンには常在菌と呼ばれる微生物が住んでいます。これらは健康な状態ではバランスを保ち、感染を防ぐ役割を持ちますが、過剰な汗やストレス、ホルモンバランスの変化によってバランスが崩れると、特定の細菌が増殖し、においが強くなることがあります。

また、生活習慣や衛生状態も大きく影響します。通気性の悪い下着の着用や間違った洗い方で、細菌の増殖を促進することも見逃せません。

デリケートゾーンの洗い方の基本とよくある疑問

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

デリケートゾーンは非常に繊細な部分です。ここで知らずにやってしまいがちなNG習慣をチェックしてみましょう。

まず代表的なのは「強くこする洗い方」です。デリケートゾーンの皮膚は薄くて刺激に弱いため、ゴシゴシ擦ると炎症やかゆみの原因になります。次に「ボディソープをそのまま使う」こと。一般的なボディソープはアルカリ性で、敏感な部分には刺激が強すぎることが多いのです。どうしても気になる場合はデリケートゾーン専用のケア商品を使いましょう。

さらに、「頻繁すぎる洗浄」も問題に。洗いすぎると皮脂が奪われて乾燥しやすくなり、逆に雑菌が増えるリスクも。特にデリケートゾーンは皮膚の保護機能が弱いため、洗うのは1日1回程度が目安です。また、温度が熱すぎるお湯も避けましょう。ぬるま湯で優しく洗うのがベターです。

最後に、ナプキンやパンティライナーの使用後に適切なケアをしていない場合もムレやかぶれを助長してしまうので注意が必要です。清潔を保つことは大切ですが、やりすぎにも気をつけてくださいね。

デリケートゾーンの洗い方を見直して健康美を手に入れよう!

デリケートゾーンの正しい洗い方は、「優しく、過剰に洗わず、適切な洗浄剤を使う」ことが大切です。意外と知らずにやってしまうNG習慣は少なくありませんが、これを改善するだけでトラブルのリスクはグッと下がります。清潔にしようとするあまりの強い洗浄は、かえって肌トラブルを招くこともあるため注意しましょう。

日々の簡単なケアを少し見直すだけで、デリケートゾーンの健康を守り快適な毎日を過ごすことができます。ぜひこれを機に、正しい知識を持ってケアの習慣を整えてみてくださいね。


監修者:古賀 愛子(こが あいこ)ハナ・ビューティークリニック院長

undefined

熊本大学医学部医学科卒業。
国立国際医療研究センターにて初期臨床研修を修了後、東京大学医学部附属病院で心身医学を専攻。内科専門医および心療内科専門医の資格を取得。心と体のつながりに深く向き合う医療に従事するなかで、美容医療がもたらす前向きな変化に着目し、2021年より大手美容外科に勤務。年間数千件におよぶ患者様の診療を行いながら、美容医療の技術と知識を磨く。院長職や技術指導医としての経験も積み、若手医師の育成にも携わる。2024年より新宿・ハナ・ビューティークリニック院長に就任。
患者様一人ひとりの「こうなりたい」という想いに寄り添い、医学的な根拠に基づいた美容医療を通じて、内面からも輝ける美しさを引き出すことを目指している。

クリニックHP:https://hana-beautyclinic.com/
Instagram:https://www.instagram.com/hanabeautyclinic87?igsh=ZnM4OXdvbWk3a2Rz