『60分待ちの飲食店』並ぶ？並ばない？→まさかの回答が明らかに「2時間並んで待ったこともある」

入店時やレジ待ちなど、日常の中でよく見かける『行列』。並ぶ場面も、譲る場面も、そこには人それぞれの価値観やマナーが表れます。何気ない行動が、思わぬすれ違いやモヤモヤを生むこともあるかもしれません。

そこで今回は、SNSで話題になった「行列」に関するトラブルについて、弊社のアンケートをもとに世間の声を紹介します。

行きたかった飲食店が60分の行列！あなたは並ぶ？並ばない？

飲食店にふらっと行ったら大行列だったということはあるあるではないでしょうか。

遠方のお店だったら次にいつ来られるかわからなかったり、そもそも予約が取れなかったりという状況もありますよね。あなたは目当ての飲食店に行列ができていたら並びますか？並びませんか？

そこで、行きたかった飲食店で60分の行列だった時に並ぶか並ばないかをアンケートを取ったところ、以下の回答が寄せられました。

並ぶ理由

後悔すると思うので絶対に並びます。実際に夏に炎天下の中ドーナツ屋さんに2時間並んで待ったこともあります。
（20代・会社員・広島県）

友達と一緒にいくのであれば、もちろんおいしいものを食べるのも目的ですが、たくさん話したいので待ち時間も苦にならない。夫や家族と行く場合は、お腹がすくと不機嫌な人が出てくるので、並ばないというか並べない。
（30代女性・主婦・富山県）

並ばない理由

60分もあれば別のお店に入って、友人と飲食をする方が時間の無駄にならずにすむため。60分を並ぶだけに使うのはタイパが悪い。
（30代男性・カウンセラー・鳥取県）

並ぶ時間を別の有意義なことに使いたいから。「並んで待つ」という行為が、自分は有意義なことと考えられず、どんなに欲しいものや食べたいものであっても、それが手に入るまでの過程で長時間並んで待つことが発生するなら、諦めるべきだと考える。
（30代女性・主婦・静岡県）

行列に並ぶ派の意見では「どうしても行きたかった店なので」「後悔すると思うので絶対に並ぶ」という意見が目立ち、やはり行きたいお店だったら待ってでも入りたいと考える方が多いようです。

並ばない派の場合はそもそも並ぶのが苦手で、「どんなお店も並んでまで入ろうとは思わない」「待つこと自体が無理」「イライラしてくる」という声が多くありました。飲食店だとお腹が空いているのでなおさら待てないという意見も。

旅行先や予約不可の店では並ぶ以外に選択肢がなさそうですが、並ばない派の方はそもそもそういうところには行かないということかもしれないですね。

列の途中で後ろにも人が並んでいる時、自分の前に人を入れてあげる？

レジの行列は、基本的には順番を守るのが当たり前…ですが、たまに“善意の横入り”が起きることもありますよね。

SNSで「レジで前の人が、お年寄りを自分の前に入れてあげていたが、後ろに並んでいる方からすると複雑」といった投稿がされ、話題になりました。

そこで、列の途中で後ろにも人が並んでいる時、列に並んでいなかった人を入れてあげることがあるかどうか調査したところ、以下のような回答がありました。

入れてあげることがあるという方の意見

足腰が弱くて立っているのも大変そうな人などがいたら、親切心で入れてあげるのが当然かなと思うから。後ろの人に許可をとる必要はないと思う。
（20代男性・関東地方）

どうしても困っている場合など、または優先したほうが良いと判断した場合は譲ったことがあります。その後、自分が一番後ろに回ります。それでチャラかな、と。
（30代男性・自営業）

入れてあげることがないという方の意見

後ろに何人も並んでいるのなら、彼らの許可も得ずに自分一人で物事を決めてしまうのは良くないことだと思うから。
（40代男性・会社員・静岡県）

自分だけならいいかもしれないが、他にも並んでいる人がいる状況で、それをするとルールが成り立たなくなる。
（30代男性・会社員・東京都）

アンケート全300件のうち、「自分の前に人を入れてあげることがある」という方が44票、「自分の前に人を入れてあげることがない」という方が256票で、ない方が多い結果となりました。

列の途中で、後ろにも人が並んでいる時、譲ることがないと答えた人からは「後ろにも人がいるので自分だけの判断で割り込ませられない」「順番に並ぶのがルールだから」といった意見が寄せられました。

思いやりは大切。でも、公共の場では“その優しさが誰かを困らせていないか”を一度立ち止まって考えることも大切なのかもしれません。

同じ状況だからこそ、時には配慮も必要

「行列に並ぶかどうか」「列に人を入れてあげるかどうか」どちらも日常であるシーンですが、意外と価値観の違いがハッキリ分かれるテーマでした。

どちらが正しい、というよりも、それぞれの立場や状況によって選び方は違って当然なのかもしれません。大切なのは、自分の行動が誰かにどう影響するかを少しだけ想像してみること。長時間待つ、という同じ状況だからこそ、時には配慮することも必要なのかもしれません。

ほんのひと声や配慮が、並んでいる人たちとって居心地のよい空間を作ってくれるのかもしれませんね。

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※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2024/11/1～2024/11/7、2025/05/09〜2025/05/12
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問
・有効回答数：200、300