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「振動が伝わって迷惑」新幹線での“配慮すべき行為”にさまざまな意見「最低限の気遣い」「そこまでは…」

  • 2025.7.20
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出典:photoAC(写真はイメージです)

新幹線や電車の中で、あなたはどれだけマナーを意識していますか?

「新幹線での座席やテーブルの扱い方」「空いている電車でのリュックの持ち方」など、ふとした行動が場合によっては周囲に迷惑がかかっていた…なんてことも。

公共交通機関という共有空間で快適に過ごすためには、ちょっとした気遣いがカギになるのかもしれません。

今回は、「電車や新幹線での車内マナー」について、弊社で募集したアンケートをもとにご紹介します。

新幹線で、前後の乗客に振動が伝わらないように気をつけている?

SNSでは、「新幹線で、前の座席のテーブルを使うときに手を添えて衝撃を吸収しない人が嫌い」といった投稿がされ、話題になりました。

そこで、「新幹線のテーブルを使用するときや座席を動かすときに、前後の乗客に振動が伝わらないよう気をつけているのかどうか」についてアンケートを取ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

ただでさえ走行の際の揺れ等が起きているので、そこまで配慮する必要はないと思っている。
(20代男性・会社員・愛知県)
公共交通機関である以上、多少の振動や音は仕方ないと思うので特別気をつけていません。
たまに前後の席から揺れが伝わることもありますが、車両自体の揺れのほうが大きいので気になりません。
(20代女性・会社員・東京都)
文句を言われるのが嫌なので一応マナーとして気をつけている。それでも言われたら仕方がない。
(30代女性・フリーター)
逆の立場で私が寝ているときに振動で起こされたら腹が立つし迷惑なので、最低限の気遣いだと思っています。
(30代女性・主婦・東京都)

「新幹線のテーブルを使用するときや座席を動かすとき、前後の乗客に振動が伝わらないように気を付けているのか」という質問に対する回答数は、「気をつけている」269票、「気をつけていない」31票と、「気をつけている」という声が多数という結果になりました。

前後の乗客に振動が伝わらないよう気をつけていると答えた方からは、「マナーだと思っているから気をつけている」という意見が多く見られました。また、自分が振動を感じる側だと迷惑だと思うため、やらないように気を付けていると回答された方も。

新幹線の座席は、お互いに影響し合う空間です。テーブルの使用や座席の移動時に発生する振動が気になる方も多くいます。

周囲への配慮としてゆっくりと動かすなどの気遣いをすることで、より快適な移動時間を過ごせるかもしれませんね。

ガラガラの電車でも、リュックを前にして持つ?持たない?

新幹線以外にも、電車でも「周囲への配慮」に対する価値観の相違があるようです。

SNSでは、「ガラガラなのにリュックを前にしている人がいた。エチケットのはずなのにルールになってしまったのか」といった投稿がされ、話題になりました。

混雑時は周囲への迷惑にならないよう、リュックを前に持つ方が多くみられますが、前にしないといけないというルールはありません。

そこで、「ガラガラの電車でも、リュックを前にして持つか、持たないか」について伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

混んでいるときに身についた習慣で、空いていても自然と前にしてしまいます。揺れても安定するし、中身も気になるので前の方が安心です。
(30代男性・フリーランス・関東在住)
前にあったほうが安心する。高校のときにリュックを後ろから開けられたことがあるため、防犯上前に持つようにしている
(20代女性・大学生・九州地方)
荷物の入ったリュックが重く、前に抱えると肩が凝ってしまう。電車内が混んでいないのなら、やはり背負っていた方が身体が楽です。
(40代女性・保育士・大阪府)
電車が空いているのなら背負っている方が楽だし誰の邪魔にもならないと思うのでそのまま背負ったままでいます。
(30代男性・パート・大阪府)

ガラガラの電車でも、リュックを前にして「持つ」方は131票、「持たない」方は169票が集まり、「持たない」が少し多い結果になりました。

アンケートの回答結果によると、前にして持つ方の多くは「習慣になっている「盗難防止のため」「混んできて持ち直すのが嫌だから」と考えていました。

混雑時には“前持ち”が一般的になりつつありますが、空いている車内では「前に持つかどうか」は人それぞれ。周囲への配慮を忘れず、ストレスのない持ち方を選ぶと良いかもしれません。

公共交通機関はお互いの配慮が大切

新幹線や電車内では、混雑の有無にかかわらず「マナー」や「配慮」が求められる場面があります。テーブルや座席の扱い、リュックの持ち方といった一見小さな行動も、周囲の快適さに大きく関わってきます。

公共の場では「周囲に迷惑をかけない」「自分がされて嫌なことはしない」という基本的な気遣いが、快適な移動を生む鍵となります。

あなたの行動は、隣の誰かの心地よさを左右しているかもしれません。


※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査期間:2025/4/9〜2025/4/10、2025/4/14〜2025/4/15
調査対象:全国/18歳以上/性別不問、混雑した電車ではリュックを前に持つ方限定
有効回答数:300