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1990年代、日本中をポップな芸風で明るく照らした『藤井隆』の今――ジャンルを超えた“表現者”として輝く“現在”が凄すぎた…

  • 2025.7.29

「ホット!ホット!」の掛け声で一世を風靡し、バラエティ・音楽・ドラマと多彩なジャンルを縦横無尽に駆け抜けてきたマルチタレント・藤井隆さん。お茶の間を明るく照らしてきたその裏には、舞台で培った確かな演技力と、ジャンルを超えて挑戦を続ける飽くなき探究心がありました。芸人・歌手・俳優として輝きを放ち続ける藤井隆さんの「今」に迫ります。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに制作された記事です。

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(C)SANKEI

新喜劇で培った“芸の芯”――芸人・藤井隆の原点

1972年、大阪府に生まれた藤井隆さんは、1992年に吉本新喜劇へ入団。コミカルなキャラクターと確かな演技力で頭角を現し、テレビのバラエティ番組でも人気者に。90年代後半から2000年代にかけては、『笑っていいとも!』や『アメトーーク!』など、数多くの人気番組に出演し、明るくクセになる芸風で全国にその名を広げました。

中でも「ホット!ホット!」の決め台詞で知られるキャラクター“藤井隆”は、明るくポップな芸風で新しいお笑いスタイルを確立した存在として、多くの視聴者の記憶に残っています。

歌手として紅白へ――『ナンダカンダ』の衝撃

2000年、シングル『ナンダカンダ』(作詞:GAKU-MC/作曲・編曲:浅倉大介)でCDデビューを果たすと、キャッチーなメロディと独自の世界観が話題を呼び、累計セールスは28万枚を超えるヒットに。同年末には『第51回NHK紅白歌合戦』に出場し、お笑いタレント出身としては異例の快挙を成し遂げました。

その後もアルバム制作やライブ活動を続け、音楽活動においても“本気”を貫く姿勢が、多方面から高く評価されるようになります。

「ナンダカンダ」に「やりたいことやるべきです」という歌詞があって、その当時はわからないまま歌っていたんですけれど、10年ぐらい前に「本当にそういうことなんだな」と思いました。(中略)「やりたいことやるべきです」というのを言霊のように何度も歌って、自分の鼓膜を通して自分で聴いていて、本当にいい歌詞の歌をいただけたなと思っています。
出典:日本テレビ・Best Artist『藤井隆「ナンダカンダ」を「ベストアーティスト」で披露!楽曲制作当時の秘話明かす』2024年11月30日

俳優としての評価――朝ドラ・大河でも存在感

藤井隆さんの魅力は、ステージ上だけにとどまりません。俳優としても幅広く活躍し、ドラマ『明日があるさ』『逃げるは恥だが役に立つ』など、話題作への出演を重ねてきました。

NHKのドラマにも数多く出演し、連続テレビ小説『まんてん』、2016年には大河ドラマ『真田丸』に出演し、その演技力の高さを改めて印象づけています。

これからの藤井隆――“ジャンルを越える”表現者として

芸人としてスタートし、音楽・俳優・司会業とジャンルを横断しながら、常に“らしさ”を失わない藤井隆さん。ひとつの役割にとどまらず、軽やかに壁を越え続けるスタイルは、いま改めて注目を集めています。

笑顔の裏にある真摯さと探求心。これからも多様なフィールドで私たちを楽しませ、驚かせてくれる藤井隆さんの活躍に、期待が高まります。


※この記事は執筆時点の情報です。