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将来を期待された“NSC18期生”→4年間の引きこもり…『野性爆弾』と忘れられない一戦をした“森武司”、驚きの転身劇に称賛

  • 2025.7.27

かつてNSC(吉本総合芸能学院)18期生として将来を嘱望されていた若手芸人、森武司さん。そのキャリアの転機は、まさかの“完敗劇”と引きこもり生活でした。しかし、その後彼はまったく異なるフィールドで驚くべき成果をあげ、現在は年商100億円超の企業グループを率いる経営者へと変貌を遂げています。挫折と再生、そして飛躍ーー森武司さんの「今」に迫ります。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに制作された記事です。

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

芸人としての挫折――野性爆弾との忘れられない一戦

1977年、大阪府生まれの森武司さんは、高校卒業後にNSCへ入学。18期生として頭角を現し、オーディションでは同期最速で決勝戦に進出します。

しかし、決勝で対戦したのは、当時から圧倒的な存在感を放っていたお笑いコンビ「野性爆弾」。会場を割れんばかりの笑いで沸かせた赤チーム(野性爆弾)に対し、森さんの青チームは1票も得られず、会場は“真っ赤に染まる”という結果に。その光景が心に深く刻まれ、オーディションを最後に芸人活動を終了。以降、約4年間は自宅に引きこもる生活を送ることとなりました。

販売員からの再起――“全国1位”の快挙

転機となったのは、芸人仲間から届いた30通もの手紙。その温かさに背中を押され、森さんは再び社会と向き合うことを決意します。新聞の折り込みチラシを見て応募した家電量販店の販売職で働き始めると、わずか3カ月で全国の販売員の中で売上トップに。さらに7カ月目には、店舗全体の売上を全国1位に導くなど、抜群の結果を出します。

芸人時代に鍛えたトークスキルがここでも活きたといいます。顧客の心をつかむ接客スタイルは、数字というかたちで明確な成果を生み出しました。

経営者への転身――“あの本”との出会いが起業の原点に

その後、自らの手で新たな挑戦をしたいと考え始めた森さん。ある日、書店で見かけた神田昌典さんの著書『あなたの会社が90日で儲かる!』(フォレスト出版)のピンク色の表紙に目を留め、思わず手に取ります。その内容に強く惹かれた森さんは、神田氏の本を次々と読み漁り、「書かれている通りにやれば、必ずうまくいく」という確信を得て、起業を決意します。

2005年、幼なじみと共に設立した「わくわくエッサ有限会社」(現FIDIA株式会社)は、現在ではグループ連結売上146億円、創業以来19期連続の増収増益という圧倒的な成長を遂げています。

そもそもチャレンジしない人は0点ですが、チャレンジした時点で10点、それをやり切って100点です。
ただし、7割でやめたらチャレンジしたときと変わらず10点のまま。ひとつのことを最後までやり遂げれば周りの評価も変わっていきます。
出典:「社長名鑑」2024年4月配信

経営者・森武司の「今」――“逆境”から得た哲学

芸人時代の挫折、引きこもり、そして再起。森さんの歩みは決して平坦ではありませんでしたが、その一つひとつの経験が、現在の事業運営や人材育成にも生かされているといいます。

現在は、講演活動などを通じて、自らのキャリアや失敗の経験を若い世代に伝える機会も増えており、経営者としてだけでなく、“逆境からの再起”を体現する存在としても注目を集めています。

これからの森武司――“人を動かす言葉”で次の舞台へ

芸人から販売員、そして実業家へとキャリアを大きく転換してきた森武司さん。現在もその勢いは衰えることなく、新たな事業や社会貢献活動に意欲を燃やしています。

一度は折れかけた心を支えた“人の言葉”を信じ続け、自らも人を励ます存在となった森さん。今後のさらなる活躍にも、目が離せません。


※この記事は執筆時点の情報です。