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『ハナミズキ』で一世風靡“伝説の歌姫・一青窈”の今――音楽だけではない…“病院”で活躍する現在に「助けられました」

  • 2025.7.11

かつてテレビや雑誌で頻繁に目にした芸能人は、今どこで何をしているのでしょうか。時代とともに移り変わる芸能界で、かつて一世を風靡した有名人の“その後”は、多くの方が気になるテーマです。そこで今回は、一青窈さんの現在を紹介します。かつての輝きは今も健在なのか、それとも新たな道を歩み始めているのか――。一青窈さんの意外な現在に迫ります。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに制作された記事です。

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(C)SANKEI

マルチに活躍するアーティスト

東京都出身。台湾人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期を台北で過ごした一青窈さんは、慶應義塾大学環境情報学部(SFC)在学中にアカペラサークルで活動し、ストリートライブなどを行っていました。

2002年にシングル『もらい泣き』でメジャーデビュー。独特の詞世界と哀愁を帯びた歌声が注目を集め、2003年には日本レコード大賞最優秀新人賞、日本有線大賞最優秀新人賞をW受賞。同年のNHK紅白歌合戦にも初出場し、瞬く間に国民的歌手の仲間入りを果たしました。
そして2004年にリリースされた5thシングル『ハナミズキ』は、今や卒業式や結婚式の定番ソングとして不動の人気を誇る名曲に。2018年の『DAM平成カラオケランキング』では堂々の1位に選ばれ、多くのアーティストによってカバーされ続けています。

歌手としてだけでなく、2003年には映画『珈琲時光』や2008年には音楽劇『箱の中の女』で主演を務めるなど俳優としても活躍。詩集やエッセイの出版、他アーティストへの歌詞提供も行うなど、ジャンルにとらわれない表現者としての姿勢が光っています。

ライフワークは“音楽療法”

一青窈さんは現在も第一線で音楽活動を続ける一方、近年では“音楽療法”というライフワークに力を注いでいます。
学生時代から興味を持っていたこの分野では、病院や児童養護施設での歌唱活動を地道に継続し、2023年にはその活動を本格化させるため『一般社団法人gigi』を立ち上げました。

中学生の頃から夢みていた事がこうして形になって支えてくれる仲間と出会えました。
尚、「歌を聴きたい」と言ってくれる方が目の前にいる。
それが続けられることに心から感謝します。(後略)
出典:「一般社団法人gigi」

この法人では、音楽を通じた心のケアや、社会的に孤立しがちな人々へのサポートを行っており、「音楽の持つ力」を真摯に伝える彼女の姿に、「一青窈さんの曲に助けられました」「ご活動、応援しています」「音楽に助けられました」といった喜びの声が寄せられています。

さらに、2025年には『一青窈 Live 2025』と題したライブシリーズを全国で開催中。トークを交えたアコースティックスタイルのステージでは、懐かしのヒット曲はもちろん、母としての想いや社会へのまなざしを込めた新曲も披露されています。

一青窈さんの今後に注目

デビューから20年以上が経った今でも、一青窈さんは“歌手”という枠を超えて、社会に寄り添う“表現者”として進化を続けています。音楽を通じて誰かの心を照らし、時に寄り添い、時に背中を押してくれる――そんな一青窈さんの姿に、多くの人が共感し、癒されています。

これからも、その優しく力強い表現に期待が高まります。一青窈さんの次なるステージに、あたたかい視線と応援を送り続けたいですね。


※記事は執筆時点の情報です。