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保護者「風邪引いたらどうする」先生が謝罪を求められる事態に…折り畳み傘論争が話題

  • 2025.7.11
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出典:photoAC(写真はイメージです)

天候の急変が多くなっている昨今、子どもの登下校時の雨対策は、家庭によって考え方がさまざまです。「念のため毎日持たせている」という声もあれば、「荷物が多くなるので必要なときだけ」という意見も。

インターネット上で「傘を忘れて走って帰った児童の母親から、『風邪を引いたらどうする!』と謝罪を求められた」といった意見が話題を呼びました。

この投稿に対し、保護者や学校間でも天候対応への姿勢に温度差があることが浮き彫りになっています。

そこで今回は、天気に関係なく折り畳み傘を「持たせている」か「持たせていない」か、あるいは「学校に置いている」かについて調査しました。

天気関係なく、子どものカバンに折り畳み傘を入れて持たせてる?持たせてない?

小中学生の保護者の方限定で、全国の18歳以上の男女200名を対象にアンケートを実施し、寄せられた結果がこちらです!

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出典:TRILL調べ

天気関係なく、子どものカバンに折り畳み傘を入れて持たせてる?持たせてない?という質問に対する回答数は以下のとおりです。

  • 「持たせている」62票
  • 「持たせていない」106票
  • 「必ず学校に折りたたみ傘が置いてある状態にしている」32票

今回は、「持たせていない」という意見が多い結果となりました。 

寄せられた意見を紹介します。

持たせているという方の意見

急な天気の変化に備えて

最近はゲリラ豪雨も多く天候が不安定になっているので、子どもには持たせるようにしています
(20代男性・会社員・東京都)
急な雨に対応できるように。以前ずぶ濡れで帰ってきたので、それ以来常に入れています
(30代女性・会社員・大阪府)
天気予報が外れる可能性もあるし、濡れて風邪をひいたらかわいそうなので必ず入れています
(20代男性・会社員・東京都)

晴雨兼用や習慣づけのために

日差しが強い時もあるので晴雨兼用の折り畳み傘を入れている
(20代女性・会社員・北海道)
自分が傘を持たず困ったことがあったので、子どもには習慣づけてほしい
(30代女性・自営業・北海道)
本人が気に入っていて、自分からカバンに入れている
(30代女性・専業主婦・宮城県)

持たせていないという方の意見

荷物になるから

ランドセルがパンパンなので、確実に晴れ予報の日には持たせないようにしています
(30代女性・専業主婦・兵庫県)
折りたたみ傘は結構かさばるし、重くなるのが可哀想
(30代女性・パート・大阪府)
常に入れると重くなるので、天気に合わせて普通の傘を持たせる
(30代女性・会社員・東京)

なくす・忘れるリスクも

持たせても学校に忘れてくるので、あまり意味がない
(30代女性・会社員・東京都)
子どもがうまく扱えないこともあるので、使う日に持たせる方が合理的
(30代女性・会社員・千葉県)
臨機応変に対応できるようになるのも成長だと思う
(30代女性・会社員・東北地方)

必ず学校に折りたたみ傘が置いてある状態にしているという方の意見

荷物の軽減と安心感

毎日持たせるのは負担なので、学校に置き傘しています
(30代女性・パート・神奈川県)
低学年で荷物が重く、これ以上増やしたくないので置き傘にしている
(40代・専業主婦・京都府)
カバンが重くなるのを避けるために、教室のボックスに入れている
(30代女性・専業主婦・千葉県)

子どもの性格や忘れ防止のため

天気予報を毎朝確認していますが、忘れることもあるため予備として学校に置いています
(40代女性・専業主婦・愛知県)
傘を持つのが嫌な性格なので、基本的に学校に置いてある状態にしています
(40代男性・会社員・近畿地方

折り畳み傘問題…正解は家庭ごとに異なる

今回は、天気に関係なく子どものカバンに折り畳み傘を入れて持たせるかどうかについてアンケートを実施したところ、「持たせていない」という意見が最多となりました。

持たせる派」からは、「ゲリラ豪雨など急な天気の変化に備えたい」「晴雨兼用で日傘にもなる」といった実用性を重視した意見が目立ちました。特に「軽量でコンパクトな傘なら子どもにも負担にならない」という考えや、「自分が子どもの頃困った経験から習慣づけている」といった声も見られました。

一方、「持たせていない派」の多くは、「荷物が重くなる」「忘れたり失くしたりするから」といった理由に加え、「必要なときだけで十分」と判断する傾向が強く、「持たせることの意味がない」という意見も散見されました。

また、「学校に常備させている」という家庭も一定数あり、通学距離や学校のルール、子どもの年齢によっても対応が分かれる結果となりました。

折り畳み傘を持たせるかどうかは、一見ささいなことのようでいて、家庭ごとの判断や教育方針が反映されるテーマです。子どもの成長や日々の生活の中で、「どの選択がわが家にとって最適か」を改めて考えてみるきっかけになるかもしれません。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/06/20〜2025/06/23
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問/小中学生のお子さんがいる保護者の方限定
・有効回答数:200