ビヨンセ、あわや大惨事のステージトラブルでコンサートを一時中断

第67回グラミー賞で年間最優秀アルバムに輝いた『カウボーイ・カーター（Cowboy Carter）』を引っさげ、「カウボーイ・カーター・ツアー」を開催中のビヨンセ。6月28日（現地時間）、地元ヒューストンのNRGスタジアムで行われた公演中、ステージトラブルに見舞われ、一時パフォーマンスを中断した。ビヨンセが、観客らの頭上高く吊り上げられた赤いオープンカーのセットに座り、「16 Carriages」を歌っていたところ、車がみるみるうちに傾き出し、あわや大惨事の事態に。

ビヨンセは「ストップ！ストップ！ストップ！」とパフォーマンスを止め、落ち着いた様子で歓声を上げる観客に微笑み、宙に浮いたまま「お待ちいただきありがとう」と声をかけたそうだ。しばらく空中で待機した後、彼女はオープンカーのセットとともにスタジアム中央に着地したという。

報道によれば、現時点では故障の原因は不明とのこと。ビヨンセはその後、短時間バックステージに下がっていたものの、ステージに戻ってきたら「もし私が落ちても、みんなが受けとめてくれるとわかっていた」と笑顔で語り、パフォーマンスを終えたそうだ。

Text: Tae Terai

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