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「思わぬ場所でやけど」国民生活センターも注意喚起 夏、実は危険な“高温スポット”とは?

  • 2025.7.28
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

夏の最高気温が年々上がってきており、暑さ対策についての注目度も高まっています。特に屋外での活動においては、気温の上昇とともにできなくなってきたことも少なくありません。

そんな中、国民生活センターの公式Xでは「思わぬ場所でやけどしてしまう危険性」について警鐘を鳴らし、SNSで多くの関心と議論を呼んでいます。

今まで気にすることなく触れていた場所が、猛暑により思いがけずやけどしてしまう場所になっていることに対しての注意喚起には、実体験や具体的な対策などさまざまな反応が寄せられました。

いったい、どのような内容だったのでしょうか?

話題の注意喚起が、こちら!

「自宅のベランダも要注意」国民生活センターの注意喚起

話題となっているのは、国民生活センターが公式Xアカウントで発信した「強い日差しによるやけど事故」への注意喚起です。

この投稿では、ベランダなどの金属製品の表面部分やコンクリートなどは強い日差しで熱せられてやけどの危険性が潜んでいること、また子どもの皮膚は大人に比べて薄く、やけどをすると重症になる傾向があることなどに触れ、「身の回りにやけどの危険がないかチェックしてリスクを低減していきましょう」と強く呼びかけています。

日差しが厳しくなるこの時期、短時間でも屋外を出歩くだけで思いがけないやけど事故につながる可能性もあることを知り、日常生活の危険性について改めて考える人もいるようです。

投稿には、「子どもを遊具で遊ばせる前に熱さを確認するようにしたい」など、子どもを危険から守りたい保護者からの声も。

やけど事故を回避できるよう、身の回りの危険を見直すことの大切さについても訴求されたメッセージとなっています。

「大人でも熱い」ベランダに注意

国民生活センターの投稿では、1歳の子どもが自宅のベランダにある避難はしごの金属板に素足で立ったためにやけどしてしまったという事例について紹介していましたが、金属部分だけでなくコンクリート面も高温になっていることが多いようです。

SNSでも、普段から使い慣れている場所でやけどしたという声が寄せられていました。

  • 洗濯物を干そうとベランダに素足で出たら、床が熱すぎてやけどした。
  • ベランダに敷いたすのこでさえ激熱でやけどするかと…。
  • ベランダの手すりを持ったら熱くて手のひらをやけどしそうに。

ベランダに洗濯物を干す家庭も多いですが、毎日のことでついつい面倒に感じてサンダルを履かずに出てしまう人も少なくないでしょう。しかし、大人でさえやけどしてしまうほど熱くなる場所であることを理解し、子どもと一緒に出る時は特に周囲の状況をしっかり見極めるようにしたいですね。

サンダルもやけどの原因に

  • ベランダのサンダルを履こうとしたら熱すぎてやけどするかと思った。
  • ゴム製サンダルが暑さで縮んで履けなくなった。

ゴム製のサンダルでさえも履けないほどの熱さになっていたり変形していたりするという趣旨のコメントも多く寄せられていました。

洗濯物が乾きやすいベランダは日当たりがいい分、日差しが強く注ぐため高温になりやすいようです。

排水溝の網や公園の遊具も高温に

プールや道路の排水溝、公園の遊具などもやけどするほど高温になっていることが多いという声も。

  • 子どもがプールサイドの排水溝の網でやけどした。
  • 道路で転んだ子どもが、アスファルトに膝をついてやけどしてしまった。
  • 子どもが滑る前にステンレス製のすべり台を触って確認したら熱すぎて手のひらをやけどした。
  • 公園のブランコのチェーンをつかんだ娘が手の平をやけど。

子どもたちが元気に遊ぶための公園の遊具がやけどするほど高温になっていて遊べない、という声も目立ちます。また排水溝はアルミや鉄製で覆われていることが多く、プールなど水がある場所であっても周囲の床の温度に比べてとても高くなっており注意が必要です。

こんな工夫しています

SNSでは、日常に潜むやけどの危険に対しての防ぎ方が共有されていました。

  • やけど防止でベランダに遮熱シートを敷いています。
  • ベランダのサンダルを履く時は靴下を履くようにしています。
  • 公園で遊ばせるのは、朝早くか夕方以降で遊具の温度が下がってから。

公園がどれほど熱いか説明しても、幼い子どもは理解が難しく何とかして遊びたがるもの。「ベランダの床を少し触らせて、外がどれほど熱いかを教えて諦めてもらっている」という声もありました。

  • 犬の散歩をさせる時は、地面を手でさわって温度が大丈夫か確認してからにしている。

人だけでなく、散歩する犬もアスファルトの熱さでやけどをしてしまいます。外に出る時間帯をなるべく涼しくなってからにしている人が多いようです。

みなさんはどう考えますか?

今回は、「思わぬ場所でやけどしてしまう危険性」という注意喚起に対する、世の中の人の考えをご紹介しました。

「ベランダはサンダルさえ熱い」「大人でもやけどする」といった猛暑の恐ろしさを感じる声が多数寄せられ、日常生活のなかで子どもも大人も気を付けなければいけないシーンが多いことが浮き彫りになりました。

特に子どもの皮膚が薄いことや経験が少ないことなどから、今後ますます周囲の大人がしっかりと守ってあげることが求められそうです。

皆さんは、今回のこの話題についてどのように考えますか?