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「数十分後に破裂音」「煙が立ち上がった」東京都も注意喚起…真夏の車内に“放置してはいけない”ものとは?

  • 2025.7.19
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出典:photoAC(写真はイメージです)

暑い日が続くこの時期は、屋内でも屋外でもこまめな水分補給を心がけているのではないでしょうか。なかでも蓋もできて持ち運びにも便利なペットボトル飲料を飲んでいる人を多く見かけます。

しかし一方で、飲み残したペットボトルは破裂してしまう可能性があるようで、実際に事故が発生してしまったケースもSNSなどで報告されているそう。

そんな中、東京都のホームページや公式X(旧Twitter)でも注意喚起の投稿がされました。

「ペットボトル飲料の飲み残し」に対し、SNSではどのような事例が話題、議論になっているのでしょうか。詳しくご紹介します。

東京都が注意喚起

 

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画像:東京都生活文化局消費生活部生活安全課

飲み残したペットボトルにキャップをしたまま長時間放置すると細菌等の微生物が増殖してしまい、ペットボトルの内圧が上昇して破裂したり開栓時にキャップが飛んだりする危険があるとのこと。

ペットボトル飲料の消費が増える暑い時期に事故が多く発生しており、なかでも特に車内が多いそうです。

東京都生活文化局消費生活部生活安全課では、7月4日に危害・危険情報の1つとして飲み残したペットボトル飲料についての注意を呼びかけているほか、都のくらし・住まいに関する公式Xアカウントからも注意喚起を促すポストを投稿しています。

飲み残しを開けようとしてケガ…

東京都は事故事例として「飲み残しのペットボトルを開けようとしたら爆発して手指をケガ」を挙げています。

そして実際に、SNSでは「飲みかけのまましばらく放置していたペットボトルを開けようとしたら破裂してしまった」という経験をした人もいるようです。

  • 2週間放置した飲みかけのフルーツジュースのペットボトルがパンパンになり、蓋を開けたら破裂音がして煙が立ち上がった。
  • 車に長く放置され膨張していたペットボトルの蓋を開けたら、破裂音とともに蓋が指に当たり腫れてしまった。
  • 手作りのトマトジュースをペットボトルに入れて炎天下で放置したら数十分後に破裂音がして周囲が真っ赤に染まった。

ペットボトルを廃棄しようとした時に破裂したりケガをしたりしてしまった、という声も少なくありません。改めて放置することの危険性、そして廃棄する時には注意が必要であることを感じます。

また、炎天下などの環境下では、破裂までの時間がとても短いようです。猛暑日が続く夏は特に気を付けなければいけないことが分かりますね。

車内に放置するのは特に危険!

東京都が紹介した事故事例のなかには、「車内に置いていたペットボトルが破裂し車の天井部分を破損」という内容も挙げられています。

夏の炎天下にある車は、直射日光などの影響を受けて車内温度がどんどん上がって危険であることは多くの人が知っていますね。そんな車内でペットボトル飲料を放置してしまうと、たとえ未開栓のものであっても容器が変形するほど内圧が上昇してしまう可能性があるとのこと。

なかでも炭酸飲料は破裂や開栓時にキャップが飛ぶなどの危険があるので放置しないように注意が必要だそうです。

実際に車内でペットボトル破裂を経験した人も多数いました。

  • 車でコーラのペットボトルが爆発して車内がベトベトになったことがある。
  • 飲みかけのジュースのペットボトルが車内にあって、最近の暑さで破裂したらしい。
  • 4時間ほど車内に置いていた飲みかけのお茶のペットボトルを開けたら噴き上がって天井にシミが…。

飲みかけのペットボトルを車内に置いておくつもりはなかったのに、つい忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。しかし車のなかで破裂すると掃除も大変になるので、日頃から気を付けたいですね。

ペットボトル破裂を防ぐポイント

ペットボトル飲料は一度開けたら早めに飲み切るように心がけ、もし飲み残した場合は冷蔵庫で保管するのが良いとのこと。廃棄する場合も長時間放置せず、早めに中身を捨てることが大切なようです。

口をつけて飲まない派も

  • 夏場のペットボトルは菌の繁殖が怖いからそもそも口をつけて飲まないようにしている。
  • 口をつけて飲んだら菌が繁殖するからその日のうちに飲み切るようにしている。
  • 麦茶は菌が繁殖しやすいから長時間かけて飲まないように気をつけている。

ペットボトル飲料を飲みかけのまま放置すると菌が繁殖して破裂につながることから、そもそも口をつけて飲まないようにしていたり、早めに飲み切るように意識したりしている人もいるようです。

飲み切れる自信がない場合は、コップなどを使うのもいいかもしれません。

みなさんはどう考えますか?

今回は、「ペットボトル飲料の飲み残しに要注意!」という意見に対する世の中の人の考えをご紹介しました。

実際に飲み残しのペットボトルが破裂したり膨張、変形したりする経験をした人も少なくないようです。また捨てようと蓋を開けた時にケガをしてしまった人も。

一方で、事故を防止するために口をつけて飲まないようにしたり、なるべくすぐに飲み切るようにしたりしているという趣旨の意見もありました。

飲み残した分は冷蔵庫に入れるようにしたり、飲み切れない分を早めに廃棄したりするなど事故防止策はいろいろとあるので、知識を身に付けて危険な目にあわないようにしたいですね。



出典:東京暮らしWEB「口をつけたペットボトル飲料、飲み残しに注意!」(https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/kigaikiken/2025/documents/petbottle_202507.html