「俺太ってる女嫌いなんだ」他者からの押し付けで息苦しかった２０代。　歳を重ねて気づいた『取捨選択』とは

2025.7.24

日常の中で思うことを描く、かばのき（＠kabanokitte）さん。育児のことや思い出、好きなことなどを漫画にし、instagramやブログなどで発信しています。

かばのきさんの20代の頃は「なんで勝手に人のこと言うの？」と感じるような声が、日常に満ちていました。

自己評価と他者の声

かばのきさんは若い頃、「外ではニコニコして家ですぱーって煙草吸ってんのが似合うよ」と言われたり「もっと愛想よくしろ」といったアドバイスをされていたそう。でも心の中では「うるせー」「知らんがな」と思う日々。恋愛をしないことすら「種が腐るよ」と言われ、他にも「太るなよ」など、ありがた迷惑なアドバイスが続々。いつしか「なんで皆そんなに自信たっぷりに他人にあれこれ言えるんだ？」と感じるようになります。「あなた自身は完璧なんですか？と問いたい時沢山ある」――コメント欄に寄せられた読者の言葉がそのまま胸に刺さります。

時が経ち、少しずつ「私はそういう人間ではない」と線引きできるようになったかばのきさんは、まるで合わない服を一枚ずつ脱ぐように、身軽になっていきます。自分にとって必要なもの・そうでないものを見極める力がついてきた今、無理に誰かの「正しさ」に合わせることをやめ、共感しつつも飲み込まれないスタイルを確立していきました。

そして今、自分の言葉が子どもにどう伝わるかにも敏感になりながら、「私の考え＝すべて正しいわけじゃない」と自覚するように。あの頃の自分に「茶でも飲むか」と声をかける現在のかばのきさん。苦しかった過去も、少しだけ生きやすくなった今につながっています。

【エピソード募集】忘れたい失敗、許せなかった出来事…『あなたのモヤモヤ』をTRILLでシェアしませんか？✨