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満員電車で「ドア付近からびくともしない“ドア地蔵”」当事者が明かした『本音』<電車での迷惑行為2選>

  • 2025.7.31
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

朝や夕方の通勤通学で多くの人が利用する時間帯は、どうしても“満員電車”になってしまうもの。そんな満員電車でもひとり一人マナーを守って、周りの人の迷惑にならないように気を付けて乗車されている人も多いのではないでしょうか。しかし、出入りが激しいドア付近で乗る人や降りる人がいても一切動かないお客さんや、乗車時に中まで詰めずに手前で立ち止まってしまうお客さんがいるのだそう。電車を利用する人のSNSアカウントでは、困惑の声がよく投稿されています。

そこで今回は、弊社のアンケートに寄せられた「電車での迷惑行為2選」を紹介します。

1、電車が主要駅に到着した時いったんホームに降りない理由を教えて

電車をよく利用するというSNSアカウントで、「ホームに降りずに電車のドア近辺に留まろうとする人がいて迷惑」といった趣旨の投稿がされ、話題になりました。満員電車で自分がドア付近にいた場合、目的地でなくても一度自分が降りて、降りる人や乗る人を通してあげる、という行為は安全かつスムーズですが、その行為を行わない人もいるようです。

そこで、「混雑する電車が主要駅に到着した時でもホームには降りない」という人に、その理由をアンケートで伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

一度、ホームに降りたときに群衆に巻き込まれてしまい、戻るはずだった電車に乗れなかったときがあったので、それ以降はどんなに混雑していても車内に留まるようにしている。
(30代男性・カウンセラー・鳥取)
大勢が降りるのでもしかしたら椅子に座ることができるかもしれないので、電車内にい続けることにしています。
(20代男性・会社員・東京都)
自分のいる場所を変えるのが嫌なので車内にい続けます、また、立っている場合は空いた席に座るためにもい続けます。
(20代男性・会社員・滋賀県)
単純に降りる必要性が無いため電車内にい続けます、電車内にい続けていたほうが無駄なエネルギーを消費しないで良いからです。
(40代男性・会社員・東京都)

混雑する電車が主要駅に到着した時でも、ホームには「降りない」という人が70票で、「降りて待つ」という人が261票集まり、ホームに降りて待つ人が圧倒的に多いという結果でした。

ホームに降りて待つという人からは、「スムーズな乗り降りを促すのが責務」「次の人が乗りにくいから降りる」「降りる人の迷惑になりたくない」と、周りに配慮している意見が多く寄せられました。

実際に戻れなくなった苦い経験から降りないという声もありましたが、無理にその場に留まると危険な場合もあります。スムーズな電車運行のためにも、混雑する電車ではいったんホームに降りて、譲り合って利用したいですね。

2、電車のドア付近で立ち止まる理由とは?

また別の、電車をよく利用するというSNSアカウントで、「電車内の真ん中あたりは人が少ないのにドア付近だけ混雑している…」といった趣旨の投稿がされ、話題になりました。電車内では、「ドア付近に立ち止まらず、車内なかほどまでお進みください」というアナウンスも流れていますが、なぜ混み合っているドア付近に立ち止まってしまうのでしょうか?

そこで、「混雑している電車でドア付近に立ち止まる」という人に、その理由をアンケートで伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

長距離乗る際は座れる可能性が上がるように中まで進みますが、1~3駅先で降りる際は、中まで進んでしまうと混んでいる場合下車する時大変なのでドア付近に留まってしまうことがあります。
(40代女性・自由号(フリーランス)・台湾)
中まで入ってしまうと緊急事態などにすぐに避難できないので困る、降りたい時におりられないと困るためドア付近にいたい
(30代女性・パート・広島)
奥まで行ってしまうと、目的地で降りるときに大苦戦をして、降り損ないそうになるため、目的地が遠くならばいくが、近くなら、入口のそばにいる。
(50代男性・地方公務員・北海道)
混雑している中を人をかき分けて中まで入りたくないという気持ちと、最寄りの駅に着いた際に終点まで乗るなら良いですがそうでない場合降り遅れてしまいそうで怖いので混雑している時は尚更ドアの近くにいたい
(20代女性・専業主婦・広島県)

混雑している電車で、ドア付近に「よく立ち止まる」という人が134票、「立ち止まらず中ほどまで進む」という人が166票でした。やや中まで進むという意見が多いものの、よく立ち止まるという人も多くいるという結果になりました。

乗車時にドア付近で立ち止まらず中ほどまで進むという人からは、「可能な限り奥にまで詰めるのが礼儀」「後から乗ってくる人で結局中まで進むことになる」「目的地ではないのに一旦降りなくてはいけない」という意見が寄せられました。

すぐ降りるからという気持ちはわかりますが、電車のアナウンスにもあるように、立ち止まらずに中ほどまで進んだ方が結局は自分も周りも快適に過ごせるのかもしれません。

電車マナーは理由を知ることから始まる

満員電車での乗車マナーについて、2つの迷惑行為を紹介しました。

ホームに降りずにドア付近に留まる行為や、ドア付近で立ち止まる行為は、他の乗客の乗り降りを妨げています。アンケート結果を見ると、多くの人がマナーを意識して行動していると回答していますが、一部の人は過去の経験や利便性を理由についやってしまうこともあるようです。

電車は多くの人が利用する公共交通機関であり、スムーズな運行のためにはひとり一人の協力が不可欠。過去に戻れなくなった経験がある人の気持ちも理解できますが、安全面を考慮すれば適切な行動を心がけたいところです。

次回電車に乗る際は、改めて周りへの気遣いを意識してみると良いかもしれませんね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2024/11/12~2024/11/18、2024/11/12~2024/11/13
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:各300