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「え?なんでそんなバイトしたんですか(笑)?」応募者を嘲笑する面接官の失礼すぎる態度に…「14年経った今でも忘れない」

  • 2025.6.27
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出典:Photo AC ※画像はイメージです

就職活動中に経験した出来事は、時として長く心に残るものです。面接中に言われた一言をずっと忘れられずにいるという方も多いのではないでしょうか。

今回は、30代女性のAさんから寄せられた、忘れがたい面接での体験談を紹介します。

面接官の笑い声が今も忘れられない

2011年、私は訳あって管理栄養士の国家試験に1年遅れで合格しました。

それからはビジネスマナーを身につけるために秘書検定を取ったりお中元の短期のアルバイトをしたりしながら就職活動をしていました。

新卒で入った前職を10か月で退職したため、どこに面接に行っても退職理由を聞かれることも多く…。その都度「一度試験に落ちているので、国家試験勉強のため」と答えていました。

8月の中頃、ハローワークで紹介された病院へ面接に行った時のことです。薄暗い応接室に通されると向かいには面接担当の中年男性3人が座っていました。

私の履歴書を見るなり、小さく笑いながら「秘書検定はどうして取ったんですか?」と質問してきたのです

次の質問である志望動機は真面目な顔で聞かれましたが、その次も「お中元のアルバイトはどうしてやってたんですか?」と、また笑いながらの質問。

ここでようやく気づきました。管理栄養士のことやそこの病院に直接関係ない資格や経歴をせせら笑っていたことに。

確かに秘書検定もお中元のアルバイトも直接の関係はありません。ですが、応募者を前にして馬鹿にしたような態度を取ることに納得がいきませんでした。

もちろん、その病院は不採用になりましたが、あの日面接を担当した3人のせせら笑いは14年が経とうとする今も忘れません。

面接は双方向の評価の場

管理栄養士の職務に秘書検定やお中元のアルバイト経験が直結するわけではありません。しかし、Aさんがこれらに取り組んだのは、社会人としてのスキルを高めたいという真摯な気持ちからでした。

面接官の役割は、応募者の能力や適性を見極めることですが、同時に組織の顔として応募者に向き合うことでもあり、どんな質問をするにしても、相手の人格を尊重する姿勢は欠かせません。

面接は一方的な選考の場ではなく、双方向の評価の場でもあります。応募者もまた、その組織で働きたいかどうかを判断しています。

Aさんの場合、面接官の態度によって「この職場では働きたくない」と感じたに違いありません。14年たった今でもその時の記憶が鮮明に残っているということは、それだけ深い印象を与えた出来事だったのでしょう。

面接に臨む全ての人にとって、相手への敬意を忘れないことの重要性を示すエピソードといえます。


アンケート実施日:2025年6月25日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:30代女性