「何に見える？」あなたが“無意識に人をイラつかせている言動”がわかる心理テスト

自分では良かれと思ってしたことなのに、相手の反応がなぜか芳しくなかった、そんな経験はありませんか？もしかしたら、あなた自身も気づいていない言動が、無意識のうちに相手をイラつかせているのかもしれません。

この心理テストでは、一枚の図が何に見えるかを通して、あなたの深層心理に潜む「無意識に人をイラつかせてしまう可能性のある言動」を診断します。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1.高い木

2.上向きの矢印

3.魚の骨

4.風鈴

高い木に見えたあなたは、知らず知らずのうちに「上から目線」と受け取られる言動をしていることがあるのかもしれません。あなた自身にリーダーシップがあり、自分の考えに自信を持っているため、ついアドバイスが少し高圧的に聞こえてしまうようです。

あなたとしては、相手のためを思って正しい方向へ導いてあげたいという親切心からの行動なのではないでしょうか。しかし、その自信に満ちた態度が、相手には「自分の方が上だと思っている」という印象を与え、心を閉ざさせてしまうことがあるようです。

相手に何かを伝える際は、まず「あなたはどう思う？」と意見を求めてみたり、「あくまで一つの考えだけど」と前置きをしたりすると良いでしょう。相手の視点を尊重する姿勢を見せることで、あなたの言葉はもっと素直に受け入れられそうです。

上向きの矢印に見えたあなたは、時に「正論」で相手を追い詰めてしまう傾向があるのかもしれません。あなたは物事を論理的に捉え、公平さや効率性を重んじる真面目な人なのでしょう。そのため、つい感情よりも理屈を優先してしまう場面があるようです。

問題が起きた時、あなたは冷静に分析し、最も合理的だと思われる解決策を提示しているのではないでしょうか。その的確さはあなたの長所ですが、相手の気持ちを置き去りにしてしまうと、「正論だけど冷たい」と反発を招くかもしれません。

何か意見を言う前に、「大変だったね」とまずは相手の感情に共感を示すワンクッションを置いてみると良いでしょう。相手の心に寄り添う一言があるだけで、あなたの的確なアドバイスは、相手にとって心強いサポートとして響くはずです。

魚の骨に見えたあなたは、会話の細かい部分が気になり、つい「揚げ足取り」と捉えられるような指摘をしてしまうことがあるのかもしれません。あなたは観察眼が鋭く、物事の細かな点まで気づくことができる分析力の高い人なのでしょう。

その優れた分析力ゆえに、相手の話の些細な矛盾や言葉の間違いに、無意識に意識が向いてしまうのではないでしょうか。あなたに悪気はなくても、話の腰を折られる形になった相手は、自分の話の本質を聞いてもらえていないように感じ、不満を抱くことがあるようです。

会話の最中は、たとえ小さな間違いに気づいたとしても、一度話の筋を最後まで聞くことを意識すると良いでしょう。コミュニケーションの目的は、情報の正確さだけではありません。心地よい会話のキャッチボールを優先することで、より深い信頼関係が築けるでしょう。

風鈴に見えたあなたは、平和を愛するあまり「事なかれ主義」に徹してしまい、それがかえって周りを苛立たせてしまうことがあるようです。あなたは争い事を嫌い、常にその場が穏やかであるようにと願う、とても心優しい人なのではないでしょうか。

その優しさから、対立が起きそうになると、自分の意見を言わずに曖昧な態度をとってしまうことがあるようです。しかし、その態度は、周りから見ると「無関心」「非協力的」と映ってしまい、真剣に問題に向き合っている人ほど、あなたにもどかしさを感じてしまうでしょう。

波風を立てないことも大切ですが、時には自分の意見をそっと表明することが、結果的に良い関係を築く上で重要になるでしょう。「私はこう思うな」と小さな声で伝える勇気を持つことが、あなたへの信頼と、より建設的な関係につながっていくはずです。

ライター: Kazuhide.Y

公認心理師、心理学ライター。心理学を「ちょっと難しい学問」ではなく「毎日の生活に役立つ知識」としてお届けします。あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな情報発信を目指しています。