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鈴木亮平さんの「いざいざ奈良!」に誘われて古代飛鳥の歴史ミステリーをたどる大人の春旅へ

  • 2025.5.9

まち全体がまるで巨大遺跡。知的好奇心をかきたてられる飛鳥へ

俳優の鈴木亮平さんが出演するJR東海のCM「いざいざ奈良」に誘われて、古代日本の中心地・飛鳥へ行ってきました。奈良といえば神社仏閣など市内だけでもみどころが満載ですが、明日香村を中心とした地域には古墳や石造物が数多く残されていて、歴史のロマンが感じられる場所。知的好奇心を刺激される遺跡めぐりへといざ出発!

まずは、国内最大規模の石舞台古墳へ

30数個の巨石が積まれた横穴式石室がむき出しになった日本最大級の古墳。

明日香村を中心とした地域には、飛鳥時代に建てられた古墳が数多く残されています。今回の旅で最初に訪れたのは、日本最大級の石舞台古墳。墳丘の盛土が残っておらず、巨大な横穴式石室が露呈しているという独特な形状の日本最大級の古墳です。天井石の上面が広く平らで、まるで舞台のように見えるその形状から「石舞台古墳」と呼ばれているそう。誰が葬られていたのかは明らかになっていないそうですが、有力なのは蘇我馬子。天皇に逆らった見せしめとして墓が壊されたものの、巨大な石を破壊することができずに現在の姿で残っているといわれているそう。

巨大な石室の中にも入れる! 内部からの光景は圧巻

中に入ると、絶妙なバランスで巨石が積み上げられているのが体感できる。

総量推定2300トンといわれる巨石が積み上げられた石室の内部へ。内部は広々としており、お墓の役割を果たしていただけあり夏でもひんやり涼しいそう。内側から見上げると上に向かって傾斜しながら絶妙なバランスで巨石が積み上げられているのが分かります。石を切り出すだけでも大変な技術のうえに、これだけの巨石を人力で積み上げたなんて!と古代人の発想力と技術力に驚かされます。

プロガイドのナビゲートも。 歴史がより身近に感じられる体験に

遺跡を案内してくれた飛鳥地域プロガイドの岩井雅子さん。

古墳の近くには蘇我馬子が葬られていたという石棺のレプリカもありますが、発掘された時は石棺も粉々に破壊されており破片しか残されていなかったのだそう。今回は明日香村の認定を受けたプロガイドさんが解説しながら案内してくれたので、古代遺跡や飛鳥の歴史をより身近に感じることができました。遺跡や石造物を効率よく回りたいならプロガイド同行のツアーに参加してみるのもおすすめです。

石舞台古墳
【住所】奈良県高市郡明日香村島庄133番地
【アクセス】バス停「石舞台」で下車して徒歩約3分
【料金】一般 300(250)円、高校生~小学生100(50)円 ※()は団体料金(30名以上)
【営業時間】9:00~17:00(受付16:45まで) 年中無休

お昼は古代米と明日香野菜がいただける 農村レストランでヘルシーランチ

古代米御前¥1,500(3月〜12月に提供しています)

圧巻の石舞台古墳を見学しつつ広大な公園を歩いていたらあっという間にお昼。ランチは石舞台古墳から歩いてすぐ、飛鳥歴史公園内の施設「明日香の夢市」の2階にある農村レストラン「夢市茶屋」へ。こちらでは明日香村の契約農家が栽培した貴重な古代米がいただけます。ミネラルやビタミンが豊富で栄養価が高く食感はもっちり。クセがなくほんのりやさしい甘みが広がります。人気の「古代米御前」は古代米とともに、呉豆腐(吉野葛と豆乳で作る豆腐)や旬の野菜料理を味わうことができ大満足。1階のショップでは古代米や明日香村の特産品を使った食品やお菓子を取り揃えているのでお土産にぴったり。

農村レストラン夢市茶屋
【住所】奈良県高市郡明日香村島庄154-3 2F
【TEL】0744-54-9450
【時間】9:00〜16:00(土・日・祝日は17:00まで)

竹林散歩で癒やされながら酒船石を見学。 未だ解明されていない用途に想像がふくらむ

引き続きプロガイドの岩井さん案内のもと遺跡めぐりへ。美しい竹林を抜けてゆるやかな坂を登っていくこと数分。巨大な石が現れました。こちらは「酒船石(さかふねいし)」と呼ばれており上から見ると何やら意味ありげな幾何学模様の彫り込みが。これが何に使われていたのか、その謎は未だ解き明かされていないのだそう。

様々な考察を誘う幾何学模様の彫り込み。

古代この付近には道教の施設があったそうで、祭祀や占いに使われたのではないかという説が有力ながら、酒や薬を作っていたという説もあれば水を引くための庭園施設だったなど諸説あるそう。ユニークな視点で手塚治虫氏の漫画にも描かれているそうです。近くには亀の顔が彫られた「亀石」や、「亀形石造物」もあり、古代の文化や暮らしに思いを馳せながらの散策コースにぴったり。レンタサイクルもあるので、サイクリングコースとしてもおすすめです。

キトラ古墳の資料館で太古の文化に触れる

古代史に興味があるなら訪れておきたいのが「キトラ古墳」。飛鳥時代(7世紀末〜8世紀初め)に築かれたとされる古墳は、発見当初から注目の的でしたが、1983年に石室内部の調査が行われ、さまざまな歴史の断片が明らかになりました。復元された墳丘は飛鳥歴史公園内で見ることができますが、より詳しく知るために様々な資料や研究結果が展示されている『キトラ古墳壁画体験館 四神の館』を訪れました。

石室のレプリカで古墳内部を体感!

展示室を入るとすぐに内部の装飾画を再現したレプリカがお出迎え。

キトラ古墳の特徴は石室内の壁に描かれた壁画。東西南北の壁には中国の神話に描かれた四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)、天井には当時の天文学を感じさせる「天文図」が描かれており、レプリカではその様子が忠実に再現されています。

レプリカ内部壁画の白虎。四神が揃っている古墳壁画は、日本で唯一キトラ古墳だけで国宝に指定されています。

ほかにも発掘当時の様子を映した貴重な映像や天井の天文図を再現した展示などがあり、脳内はしばし古代飛鳥へトリップ。展示をめぐりながら様々な考察に思いを馳せるのも楽しい。

壁画には四神だけでなく十二支像も描かれていたことがわかっており、それらを復元した資料も。

現物の「国宝キトラ古墳壁画』は年に数回特別公開されているので興味がある人は事務局のホームページをチェック!

キトラ古墳壁画体験館 四神の館
【住所】奈良県高市郡明日香村阿部山67 国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内
【TEL】 0744-54-5105
【時間】9:30~17:00(3月〜11月)、9:30~16:30(12月〜2月)
【休館日】2月・4月・7月・11月の第2月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日

旅のプランニングは【いざいざ奈良! 特設サイト】を参考に! CM撮影の舞台裏から奈良のおすすめのツアーも

歴史好きとしては一日で様々な遺跡を巡ることができて大満足。「いざいざ奈良!」のCMキャラクターをつとめる俳優の鈴木亮平さんは、今回CMのロケ地選びから企画に参加したそうで、飛鳥エリアはかねてから奈良の中で最も興味を示していた場所だそう。そんなCM撮影の舞台裏から奈良のおすすめのツアーまで情報満載の特設サイトがオープン。旅のプラン作りにぜひ役立てて!

写真・文_吾妻枝里子

この記事を書いた人

エディター・ライター
吾妻枝里子

吾妻枝里子

出版社勤務を経て独立。女性誌やウェブメディアを中心に、ファッション、旅、ライフスタイルなどの記事を手掛ける。ダンス、ボディボード、SUPなどアラフィフから新しい趣味に挑戦中。2匹の保護猫と海辺の街に暮らす。

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