「うわ、最悪…ババア映ってんだけど」動画撮影中に映り込んだ高齢者に文句を言う若者女子に…周囲の対応は？

荷物を落としてしまい困っている高齢者の方や、上司からパワハラを受けている部下など「もし目の前で困っている人がいたら？」というシチュエーションで動画を作成しているYouTubeチャンネル『NotAlone〜みんなひとりじゃない〜』。

「見たら少しだけ誰かに優しくなれる」と人気を集め、チャンネル登録者数は85.5万人（2025/05/26時点）に達しています。

今回は、『NotAlone〜みんなひとりじゃない〜』の中から、「SNS投稿動画撮影中に映り込んだ休憩中の高齢者に文句を言う女の子二人組がいたら」という動画を紹介します。

ベンチに腰掛けるお婆さんが理不尽な要求をされる様子を見て、公園にいる人々はどのような反応を示すのでしょうか？

高齢者を虐める二人の若者を見た人々は…

二人の女の子が、公園で不思議なダンスをしています。どうやら、SNSに投稿するための動画をスマートフォンで撮影しているようです。

しかし、後ろに座っていたお婆さんが映り込んでしまった様子。それを知り、黒い洋服を着た少女が「後ろにめっちゃババア映ってんだけど」と発言。もう一人もそれに同調し、「最悪」「キモ」などと心無い言葉を口にします。

そして、女の子たちはお婆さんにその場から退いてもらえるよう頼みます。

しかし、理由を知らない高齢女性は、困惑した様子で「なんで？」と返答。すると、女の子たちは苛立ちを露わにしながら再びその場から退くよう指示します。

お婆さんは腰が痛いそうで、できれば座り続けたいそうです。しかし、女の子たちは「いや、どいてくれればいいんで」「邪魔なんですよ」と全く聞く耳を持ちません。お婆さんに近づいて、無理やりその場から退かそうとしています。

すると…？

それを目にした眼鏡を掛けた女性が、「ちょっとちょっとちょっと」と慌てて止めに入ります。

その後も、「お姉さんたち何してるんですか？」と怒りながら声を掛ける少女たちや、「目上の人に対する言葉遣いじゃないよな？」と呆れた様子で注意する男性の姿が。さまざまな人々が、お婆さんを身勝手な二人の女子高生から守ろうとするのです。

女子高生を批判する人々

ほかの人が来ても、二人の女子高生は悪びれる様子もなくお婆さんにそこから退くように要求。しかし、眼鏡を掛けた女性は「ねえ、何でどかなきゃいけないのよ」と非難します。

マスクをつけた女性は、女子高生の口にしたことが信じられない様子。「お婆さんにそういうこと言ってたわけ？」と、困惑しながら二人組に確認します。

3人の幼い少女たちは、女の子たちに「何？なに撮ってんの？それ、どこでもできるよ？」と返します。そして、お婆さんではなく女の子たちがその場から動くよう迫るのです。

誰かに迷惑を掛けるのは間違っている

SNSの動画を撮影するのは個人の自由。しかし、そのためにルールを破ったり、誰かに迷惑を掛けるのは大問題でしょう。

自分たちの都合を優先し、お婆さんにひどい態度をとった女の子たちを人々は強く非難。眼鏡を掛けた女性は「もうちょっと考えてみなよ」「自分勝手すぎない？」と二人に反省を促します。

3人の少女は、二人に「おばあちゃんがいることを気付いてください」と注意。女の子たちも自分たちが間違っていることを悟ったようで、「ちょっと言い過ぎた？」と反省する様子を見せ始めるのです。

マスクをした女性は、二人の今後のためにも「考え改めた方がいいと思うよ」と優しく諭します。すると、女子高生たちは「…すみませんでした」と謝罪。それを、お婆さんは笑顔で「いいえ」と受け容れるのです。

人々の優しさに触れたお婆さんは…

人々の優しさに触れ、お婆さんに笑顔が戻ります。

「ありがとうございます」と感謝を伝えられると、マスクをつけた女性は「ゆっくり休んでくださいね」と返答。それに対し、お婆さんは再度お礼の言葉を口にしました。

思い遣りの心が、みんなに幸せを届けていく

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

子供たち優しいな
凄い勇気がいる行動だよね、感動！

日本って良い国すぎる、、

みんなやさしいな、特に小学生女の子たちがんばってくれたありがとうっていいたい！

女性も男性も、女の子達もみんな優しく素敵

見てみないフリしない方々がいることがとても胸に刺さりました。

身勝手な女の子二人組を目撃した人々は、それぞれのやり方でお婆さんを助けました。しかしながら、全ての方々に共通していたことは、お婆さんの身を案じ少しでも気持ちを楽にしてあげたいという思い遣りの心でした。

女の子二人組が立ち去った後、すぐにお婆さんへ「ゆっくりやすんでくださいね」「無理しないでね」と伝える人々の姿からは、困っている人がいたら見て見ぬ振りをせず助けてあげたいという素敵な気持ちが伝わってきます。

社会生活を送る上で、他者の迷惑を顧みず自分の利益ばかり追求することは間違っています。しかし、誰かのために行動できる人々がたくさんいることも事実です。

街中を歩いている時に、もしかしたら同じような光景を目にすることもあるかもしれません。窮地に立たされている人や困り果てて泣きそうになっている方を見つけた際、「でも、自分には何もできないし…」と立ち止まってしまうこともあるでしょう。しかし、少しでも力になりたいという思い遣りの心が、誰かに幸せを届けてくれるかもしれません。

あなたなら、この場面でどう行動しますか？

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動画：「SNS投稿動画撮影中に映り込んだ休憩中の高齢者に文句を言う女の子二人組がいたら」

取材協力：『NotAlone〜みんなひとりじゃない〜』