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「よくぞそんな真夜中に」と今は呆れてしまうけど... 深夜2時、激しく泣き続ける0歳息子が心配で医師に電話した結果

  • 2025.4.26

奈良県在住の60代女性・Nさんが新米ママだったころのこと。

ある日の夜中に、まだ赤ちゃんの息子が激しく泣き出して、止まらなくなったという。

息子が心配で、どうしていいかわからなかったNさんと夫は、今考えれば「常識外れも甚だしい」行動に出てしまって......。

息子が泣き止まなくなって...(画像はイメージ)

<Nさんからのおたより>

長男が生後6か月ごろのことですから、もう35年ほど前の話です。

ある日の夜中、午前2時前ごろ。長男が突然、ものすごい勢いで泣き始めました。

抱っこしようがおっぱいをあげようが受け付けず、あやせばあやすほど泣き方は激しくなります。

しまいには海老反りになってわんわん泣き始め、私と夫はどこか苦しいのかとオロオロするばかり。

そして咄嗟に、「いつも診ていただいている小児科の先生に泣きつくしかない!」と電話をかけてしまったのです。

「よくぞそんな真夜中に...」

今の自分なら、そんな時間に電話するなんて常識外れも甚だしいと分かるのですが、まだ若くて新米ママだった私は、迷惑も考えず......。

夜中にも関わらず、お連れ合い様がすぐに電話口に出られ、そして訝しがる様子もなく、すぐに先生に変わってくださいました。

深夜2時、医師に電話をかけたら...(画像はイメージ)

私が状況を伝えると先生は優しく教えてくださいました。

「夜泣きだね。ほら、こうして話している間にも少し声がおさまってきたようだよ。抱っこして車に乗せて走ってごらん。泣き止むと思うよ」

それまで、夜泣きなんて知らなかった私達。先生の言葉に本当にほっとし、息子を抱っこして夜の街中を夫の運転で走りました。

あんなに泣いていた長男も、うそのように静かになり、眠りにつきました。

後から「よくぞそんな真夜中に人様の家に電話したものだ」と自分の非常識さに呆れると共に、全く怒ることなく優しく対応してくださった先生ご夫婦のあたたかさに、心から感謝の気持ちが湧いてきました。

直にお会いしてお礼を伝えないまま、その息子はもう2児の父親になっています。

今更ですが、あの時は本当にありがとうございましたと伝えたいです。

(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)

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