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「その優しさ、迷惑です!」行列の“割り込み問題”に批判集まる「マナー違反でしょ」「ルールが成り立たなくなる」

  • 2025.5.21
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出典:Photo AC ※画像はイメージです

レジ前やお手洗いなど、日常のあちこちで見かける「列」。基本的には、順番を守るのが当たり前…ですが、たまに“善意の横入り”が起きることもありますよね。

SNSで「レジで前の人が、お年寄りを自分の前に入れてあげていた。でも後ろに並ぶ私たちも待っているのに…」といた趣旨の投稿がされ、話題になりました。

列に並んでいるのが自分だけの場合や、自分の真後ろの人と順番を入れ替える場合ならばまだしも、自分の後ろにも待っている人がいるのに、列に並んでいなかった人を自分の前に入れてあげるという行為については、賛否が分かれているようです。

そこで今回は、列の途中で後ろにも人が並んでいる時、列に並んでいなかった人を入れてあげることがあるかどうか調査をしました。

列の途中で後ろにも人が並んでいる時、自分の前に人を入れてあげることはありますか?

全国の18歳以上の男女300名を対象にアンケートを実施し、寄せられた結果がこちらです!

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出典:TRILL調べ
  • 「あるという方」44票
  • 「ないという方」256票

今回は、「列の途中で後ろにも人が並んでいる時、列に並んでいなかった人を自分の前に人を入れてあげることはない」という意見が多い結果となりました。

寄せられた意見を紹介します。

あるという方の意見

相手によっては譲ることもある

足腰が弱くて立っているのも大変そうな人などがいたら、親切心で入れてあげるのが当然かなと思うから。後ろの人に許可をとる必要はないと思う。
(20代男性・関東地方)
老人や妊婦さんなどがいたら並んでいるのが大変そうなので先に列を譲ってあげようと思うから。
(20代女性・ライター・関東地方)
病院の受付で、子連れの人と同じようなタイミングで並ぶことになってしまった時は、子連れの大変さがわかるので譲っている
(30代女性・会社員・神奈川県)

どうしても困っている場合は譲る

すごく急いでいたり、子どもを抱えて大変そうな人を見ると入れてしまう。あまりにも多い時は自分が抜けて後ろに回ります。
(30代女性・会社員・中国地方)
どうしても困っている場合など、または優先したほうが良いと判断した場合は譲ったことがあります。その後、自分が一番後ろに回ります。それでチャラかな、と。
(30代男性・自営業)

列の途中で、後ろにも人が並んでいる時、自分の前に人を入れてあげることがあるという人からは「相手によっては譲る」「どうしても困っている場合は譲る」といった意見が寄せられました。

ないという方の意見

後ろにも人がいる場合は自分だけでは判断できないから

後ろにも人が並んでいる場合は自分の意思だけでは譲ってあげられない。前の人が譲ってあげているのを見てもあまりいい気分じゃないかも。
(40代女性・主婦・千葉県)
後ろに何人も並んでいるのなら、彼らの許可も得ずに自分一人で物事を決めてしまうのは良くないことだと思うから。
(40代男性・会社員・静岡県)

順番に並ぶのがルールだから

自分だけならいいかもしれないが、他にも並んでいる人がいる状況で、それをするとルールが成り立たなくなる。
(30代男性・会社員・東京都)
時と場合にもよると思いますが、基本的にきちんと順番に並ぶのがマナーなので入れることはありません。
(50代・専業主婦・関東地方)

その他の意見

トラブルの原因にもなりそうだし、賛否のある行為だとも思うので困ってそうであってもみて見ぬふりをしてそのまま並んでいる。
(30代男性・フリーター・東海地方)
友達が一緒にいても、親と一緒にいても横入りはマナー違反なので絶対に前に入れたりはしない
(20代女性・主婦・兵庫県)

列の途中で、後ろにも人が並んでいる時、自分の前に人を入れてあげることがないという人からは「後ろにも人がいる場合は自分だけでは判断できないから」「順番に並ぶのがルールだから」といった意見が多く寄せられました。

さまざまな視点での思いやりを

列の途中で、後ろにも人が並んでいる時、自分の前に人を入れてあげることがあるという人からは「相手によっては譲る」「どうしても困っている場合は譲る」という声が見られました。

一方、譲ることがないと答えた人からは「後ろにも人がいるので自分だけの判断で割り込ませられない」「順番に並ぶのがルールだから」といった意見が寄せられました。

思いやりは大切。でも、公共の場では“その優しさが誰かを困らせていないか”を一度立ち止まって考えることも大切なのかもしれません。ほんの少しの声かけや確認で、気持ちよく過ごせる場面が増えるといいですね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/05/09〜2025/05/12
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300