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郵便局の注意書きに「唸らされた」貼り紙の内容に「全国のATMに貼って欲しい」

  • 2025.5.16

税務署や自治体を名乗り、「ATMで手続きすればお金が返ってきますよ」と嘘を伝えてお金をだまし取る「還付金詐欺」の被害に遭う方が後をたちません。

文化人類学者の早川公(@hayakawa_ko)さんが、「郵便局のATMで見かけた注意書きが素晴らしすぎた件」についてX(旧Twitter)に投稿し、「全国のATMに貼って欲しい」「良いアイデア」と注目を集めています。

投稿者さんは、いったいどんな注意書きを見かけたのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

投稿者さんが目にしたのは、郵便局のATMの脇に貼られた「このATMは医療費還付手続きに対応しておりません。恐れ入りますが、インターフォンでおたずねください」という貼り紙。

これは素晴らしい…!

詐欺という言葉を一切使わず、窓口の郵便局員さんのもとへ被害に遭いそうな方を誘導しています。

「医療費還付金詐欺に気をつけて!」という表現だと「私が詐欺にあうはずがない!私は一般的な手続きに来ただけだ!」と思い込んでいる人の目には留まりにくいものです。

でも、この貼り紙であれば「このATMが手続きに対応していないだけなんだな。窓口では手続きできるんだな」と捉えてもらうことができますね。

一度窓口まで来てもらえれば、警察にも繋ぎやすくなります。

投稿者さんは郵便局員さんのアイデアに対し、「唸らされた」「考えた人あたまいい」と思いを綴っていました。

「全国のATMに貼ってほしい」受け入れやすい表現に高い評価!

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出典:早川公(@hayakawa_ko)さん

こちらの投稿にはさまざまなコメントが寄せられていました。

全国のATMに貼って欲しい
コンビニATMにも書いたほうがええな
自分が騙されている=自分が間違っているのを認めたくない指摘されたくないという人にやんわり伝えるというのは良いアイディア

郵便局員さんの素晴らしいアイデアに感動したユーザーが多いようでした。郵便局だけでなく、他のATMにも貼って欲しい…という声も。

「あなたはだまされている可能性がありますよ」という相手を否定する表現を用いるのではなく、目にした人が受け入れやすい言い回しになっている点が高い評価に繋がっているようです。

取材協力:早川公(@hayakawa_ko)さん