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「正直微妙…」“期待を裏切る脚本”に苦言…それでも“異例の大ヒット”を記録した「日本中全員絶対見てほしい」と絶賛される名作

  • 2025.5.21

ストーリー・構成・演出・映像・音楽などがどれも一級品で、映画賞を総なめ・各種レビューサイトで多数の高評価を獲得した作品たち。今回は、そんな“至高の映画”作品5選をセレクトしました。

本記事で第2弾として、 2024年公開の映画『ラストマイル』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“至高の映画”『ラストマイル』

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(C)SANKEI
  • 作品名:映画『ラストマイル』
  • 公開日:2024年8月23日

あらすじ

11月にある“ブラックフライデー”は、物流業界が賑わうビッグイベント。そんな大事な日の前夜、大手ショッピングサイトの関東センターから配送された段ボールが爆発する事件が発生します。この事件を皮切りに連続爆破事件へと発展し、日本中が恐怖に包まれることに。

そんななか、巨大物流倉庫のセンター長に就いたばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、部下でチームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に事態の収拾に追われます。警察から物流を止める指示されるも、経済を回す血液である物流を止めさせまいと奮闘するエレナたち。果たして爆破事件は止められるのか、そして犯人は一体誰なのか、真相は一体――?

第48回日本アカデミー賞を総なめ!映画『ラストマイル』の見どころは?

「第48回日本アカデミー賞」において、最優秀脚本賞をはじめとした10部門で優秀賞を受賞した映画『ラストマイル』。ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や映画『罪の声』など、数々の作品でヒットを飛ばす野木亜紀子さんのオリジナル脚本です。

そんな本作は、現代社会では欠かせない“物流”に潜む社会問題をテーマとしています。人々の消費行動や資本主義社会が巻き起こす悲しい現実に、真っ向から挑んだストーリー構成が見どころ。また、野木さんが脚本を務めたドラマ『MIU404』やドラマ『アンナチュラル』のキャストも大集合。人気作がクロスオーバーするということもあり、多くの方の関心を集めました。

一部の視聴者からは「アンナチュラル、MIU404、ラストマイルまで見た。ラストマイルだけはイマイチだったな…。物流の下請けへの賃金叩きは確かによろしくないが、あんな上手くはいかないよな」「ラストマイル見たけど正直微妙やった」という声もありましたが、「社会問題に解決策を提示する傑作映画」「面白かった。さすがの野木脚本」「犯人の目的や意図がわかった時感情が爆発しそうになりました」「ただただ日本中全員絶対見てほしい」と絶賛する声が多くありました。

興行収入50億円突破の大ヒット!映画『ラストマイル』

観客動員数350万人・興行収入50億円超えという凄まじいヒットを記録した映画『ラストマイル』。興行収入30億円を突破したオリジナル脚本の邦画は、2000年以降の過去25年間で本作を含めてわずか11本しかありません。オリジナル脚本でヒットを飛ばす野木亜紀子さんの脚本力が光った作品となりました。

まだ映画『ラストマイル』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『ラストマイル』に興味を持っていただけた方は、“手に汗握る展開と驚愕の真相”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です