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30年前、妹の結婚式で「私は新婦の姉と友達で…」と友人がスピーチ。直後、“衝撃発言”にあ然…「今でも忘れられない」

  • 2025.5.21
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

人生の祝福の場である結婚式。新郎新婦の門出を祝う場であるはずが、時として思わぬ言葉が人の心に深い傷を残すことがあります。

今回は、60代女性のAさん(仮名)が30年前に妹さんの結婚式で体験した、今でも忘れられない出来事について紹介します。

妹の結婚式のスピーチを頼んだら…

もう30年くらい前のこと、私の妹の結婚式での話です。

妹も親しくさせてもらっていた私の古い友人を、妹の披露宴に招待。スピーチをお願いしたところ、引き受けてもらえました。

しかし、当日のスピーチは、今でも忘れられないものだったのです。

その友人は「私は新婦のお姉さんと友達です。皆さんご覧ください。○○さん(妹)は、お姉さんとは似ても似つかない美しさです」と話し始めました。さらに、同じようなことを延々と語り続けるのです。

私の親族や家族からは、私がどんな顔するだろうか…というような面持ちで注視され、新郎側の出席者は困った顔をしていました。

妹の結婚は涙が出るほど嬉しかったのですが、披露宴会場でたった一人、容姿についてスピーチでバカにされたことは、今でも忘れることはできません。

誰かを褒める時に比較する必要はない

ご友人は、妹さんの素敵さを伝えようとしたつもり、もしくは気の利いたユーモアのつもりだったかもしれませんが、この言葉では多くの人に伝わらないばかりか、人を傷つけてしまうでしょう。特に公の場で、多くの人が見守る中での発言は、その影響力が何倍にも膨れ上がります。

披露宴のスピーチでなくても、誰かの容姿を悪く言うのはよろしくないことです。また、誰かについて褒める時に、他の誰かをおとしめて比較する必要はありません。妹さんがどれほど素晴らしい方かは、誰かを下げずとも表現できるでしょう。

「妹の結婚は涙が出るほど嬉しかった」と語るAさん。本来なら純粋に祝福の気持ちだけで満たされるはずだった大切な日の思い出に、このような影が残ってしまったことは非常に残念なことです。

結婚式のスピーチや祝辞は、新郎新婦とその家族への敬意と祝福の気持ちを表すもの。日常会話でも当然ですが、結婚式のスピーチでは特に、自分の発する言葉が人を傷つけるものではないか、悲しませるものではないか、慎重に言葉を選びたいものですね。


※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。

アンケート実施日:2025年5月16日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:60代女性