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「最悪の場合も覚悟してください」妻の容態が危ない中、衝撃の提案をする義父に実母がブチギレたワケとは

  • 2025.5.19

人の心の闇を描く、紙屋束実(闇落ち女子トーク)さん。自身や知人の体験談をベースとしたフィクション漫画を、ブログで発信しています。

容態がさらに悪化してしまった女性。医師から〝最悪の事態〟を告げられた夫や家族が、一悶着起こす…!

打ちひしがれる

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紙屋束実(闇落ち女子トーク
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紙屋束実(闇落ち女子トーク
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紙屋束実(闇落ち女子トーク

女性の夫と義父、そして実母が医師から告げられたのは、「開頭手術」の可能性でした。女性の脳は髄液の流れが悪く、圧迫されている状態。このままでは水頭症を引き起こす恐れがあり、明日になっても改善が見られなければ手術に踏み切るとのこと。さらに医師は、「最悪の場合も覚悟してください」とも告げたのです。

「娘は命が危ないってことですか?」「赤ちゃんだって産んだばかりなのに…」と動揺する実母。医師は「命が助かったとしても悪ければ植物状態で全介護が必要になるかもしれません」と説明し、夫は言葉を失います。

面談後の重苦しい空気の中、夫は突然、「妻の病気の原因は俺かもしれない」と涙ながらに語り始めます。妻が一人で育児をこなし、体調が悪くても病院にも付き添わなかったこと。そんな自分を悔いていました。しかし、それを聞いた実母は驚愕。「それじゃ夫くんは普段から娘に育児を任せていたってこと?」「娘の具合が悪くても救急車も呼ぶことなく仕事に行ってたの?」と声を詰まらせます。

その話を聞いた義父は、「息子のせいじゃない!」「育児なんて嫁がやるもんだろう?」と開き直り、さらに「ところで葬儀はどこで頼むんだ?」と、まだ生きている娘の“葬式”の話を始めたのです。

さすがに娘を勝手に“死んだこと”にされた実母は激怒。夫はというと、「どちらにしろ子どもたちの面倒は俺がみなきゃいけないんだよな…」とつぶやき、自分の実家で育児をする手配を進めようとします。

いくら“最悪を想定して”とはいえ、義父の「葬儀の準備」発言はあまりにも無神経。また、夫も「自分が面倒を見る」と言いつつ、実際には自分の母親に子どもたちを任せようとしている様子が見受けられます。「育児は女の仕事」という古い価値観が、親子そろって染みついてしまっているのかもしれません。

命の危機にある人を前に、まず考えるべきは“今できること”。誰がどう責任を取るかではなく、誰がどう支えるかを考えるべきタイミングなのではないでしょうか。読者としても、胸がざわつく、考えさせられるエピソードでした。

※実体験をもとにした創作漫画です

ブログ:紙屋束実(闇落ち女子トーク

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