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『世界に一つだけの花』振付師“KABA.ちゃん”の今――“不動の地位”を築いた『伝説の振付師』の多彩な表現者としての“現在”

  • 2025.7.1

かつてテレビや雑誌で頻繁に目にした芸能人は、今どこで何をしているのでしょうか。時代とともに移り変わる芸能界で、一世を風靡した有名人の“その後”に興味は尽きません。そこで今回は、KABA.ちゃんの現在をご紹介します。かつての輝きは今も健在なのか、それとも新たな道を歩んでいるのか――。KABA.ちゃんの意外な今に迫ります。
※本記事は筆者個人の感想をもとに制作された記事です

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(C)SANKEI

KABA.ちゃんの経歴

KABA.ちゃんは、1969年に福岡で生まれました。アイドルになるためにダンスを始め18歳で上京し、20歳には単身渡米しニューヨークでダンスの技術を磨きます。
1996年に小室哲哉プロデュースのユニット『dos』でデビューし、日本レコード大賞など新人賞を多数受賞、一躍トップスターに。
その後、振付師としてSMAP・安室奈美恵・華原朋美らの楽曲やコンサートを担当し、2003年には「世界に一つだけの花」の振付などで不動の地位を築きます。
そして、2002年性同一性障害を公表し、2016年には性別適合手術を受け女性に戸籍変更しました。本名も「椛島一華(いちか)」となり、LGBTQ啓発・ダイバーシティ推進の立場で新たな活動をスタートしています。

性的マイノリティとして、幅広く活動を行う

(前略)発信していかなきゃいけないんだなって逆に思いました。
そうすることが「そういった(性的マイノリティーの)人たちがいても、全然おかしいことじゃないんだよね」って思ってくれるきっかけの一つになるのかなって。(後略)
出典:日テレニュース2024年2月25日配信

そんなKABA.ちゃんは現在、ボーダレスの世の中になる事を願い、自身の両性での経験を活かし広い視野でLGBT問題にも取り組んでいます。

2019年には、自らプロデュースするヒールダンスパフォーマンスチーム&プロジェクト”THAT’S WHY!!”を結成しました。
また、2020年からは、渋谷区観光協会の観光大使にも就任し、多様性のある世界の渋谷ブランドを盛り上げていくための活動を行っています。

さらに、Instagramではファンとの交流や近況報告をこまめに行っています。
SNSでは、「美しすぎてびっくり!」「美女ダンサー!」といった美しさを賞賛する声や、「KABA.ちゃんの“自分らしさ”を語る姿に感動した」「性転換を経ても、芯のある言葉に勇気をもらった」との応援の声が寄せられています。

KABA.ちゃんの今後に注目

KABA.ちゃんは今なお“現役振付師”としてトップ層の作品を担いながら、タレントやプロデューサーとしての姿勢も鮮やかです。20年超のキャリアを経てなお進化を続け、多様なフィールドで注目を集めるその姿は、「伝説の振付師」から“次世代の表現者”へと確実にステップアップしています。
そして、LGBTとしての歩みは、SNS上でも多くの共感と祝福を集めています。

今後も、そのクリエイティブ視点とエンタメ感に期待し、温かく応援していきたいですね。


※記事は執筆時点の情報です