新幹線で予約した指定席に座ろうと思いきや、なぜか既に他の乗客に座られている状況。SNS上では「新幹線で指定席を取ったのに座られていた」という内容が定期的に話題になっています。声掛けて移動してもらうコミュニケーションも面倒だし、少し腹立たしい…。
実はこれ、意外と“うっかりミス”で起こっているケースも少なくないのです。
今回は「やられた側」「やってしまった側」の両方の声を拾いながら、どうしてこのようなトラブルが起こるのかを紹介していきます。
「えっ、自由席と勘違い?」やられた側は怒り半分、困惑半分
「よく考えたら分かるはずなのに、どうして?」と、やられた側からすれば理解に苦しむもの。
SNSの投稿では、こんな声が挙げられています。
- 自由席と勘違いしたグループに座られていた
- 指摘して移動してもらったのに、また別の指定席に座っていた
- 舌打ちされて『今まで座ってなかった癖に』って言われた
- 子どもが気に入ってるからと指定席がいい、あなたは自由席に行ってと言われた
- 移動してくれたけど、なんだか気分は良くない…
自分がきちんとお金を払って確保した場所を取られてしまうと「え?」と戸惑ってしまう人が多いはず。しかも、注意したときに相手から舌打ちされるなどの態度をとられたら、「おいおい、そっちが悪いのでは…?」と余計に腹が立ってしまうかもしれません。
「同じ席なのに方面が反対?」やってしまった側にも“裏事情”があった
一方で、座っていた側も不正をしようとしていたわけではなく、実は“思いがけないミス”であったとの声も
- 同じ指定席番号だったのに、反対方面の列車で予約していたと指摘されて気付いた
- この車両は“増2号車”と呼ばれていて、普通の2号車と違うなんて知らなかった
- 『12B』で席番号は合ってると安心してたら、まさか車両自体が違っていた
- 進行方向を間違えて予約してしまったことに直前で気づいて、Webサイトから予約変更した
こうして見てみると、複数パターンの“うっかりミス”があることがわかります。
予約の段階や乗車の段階で席を勘違いして、そのまま堂々と座ってしまえば、当然「そこの席、私のなんですけど…」と後から言われてもしょうがない状況に。指摘された本人は、顔から火が出そうな状況になっていることも。
悪気なくやってしまう理由もあった
新幹線の指定席トラブルは、やられた側にしてみればたまったものではありませんが、やってしまった側にも“悪気のない理由”が隠されていることがしばしば。もちろんルールを守るのが大前提ではありますが、「もし相手が勘違いして座っていた」とわかったら、まずは落ち着いて声をかけるのも一つの方法かもしれません。
少しの確認不足が思わぬトラブルを生むこともあるのが新幹線。次に乗車する際は、自分の席を確かめることを忘れずに、ちょっと気をつけるだけで快適な移動時間が過ごせそうですね。