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SEが担当していた仕事を上司から無茶振りされた結果、1年分のデータを飛ばしてしまった派遣社員「今となっては…」

  • 2025.4.12
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出典:photoAC(画像はイメージです)

膨大な情報を管理し、細部にまで気を配らなくてはならない事務の仕事。完璧にこなすのは容易ではなく、誰しもミスをしてしまうこともあるでしょう。

SNSでは「派遣の仕事をしていたときに、1年分のデータを飛ばしてしまった」というポストが話題となっています。

1年分のデータを飛ばしてしまった投稿者さんは、このあと一体どうしたのでしょうか。

話題のポストが、こちら!

派遣してた時に、前年まではSEがしていたaccessデータの年次更新を今年は依頼してないからと私がするように言われ、手順想像でやったら1年分のデータを飛ばしたこと。
日常業務と並行して3ヶ月がかりでデータ復旧して眼精疲労で退職しました

前年までSEが行っていた仕事を引き継いだところ、1年分のデータを飛ばしてしまった投稿者さん。その後、日常業務と並行しながら3ヶ月がかりでデータを復旧したといいます。

1年分のデータを飛ばしてしまったとなると、青ざめてしまいそうですね。しかし、前年まではSEがやっていた仕事とのことなので、引継ぎがどうだったのかも気になるところです。

投稿者さんは3ヶ月がかりでデータ復旧したものの、眼精疲労で退職してしまったとのこと。日常業務と並行して行うのはかなり大変だったのではないでしょうか。

上司から「できるんじゃない?」と無茶振り

こちらのエピソードについて、投稿者さんに詳しくお話を伺いました。

---大変なお仕事でしたね…。引き継ぐ際にマニュアルなどはなかったのでしょうか?

派遣社員の仕事内容はデータ入力、年次更新はSEが行うという話でした。よって、年次更新は年間スケジュールとしては示されましたが、引き継ぎ自体は入力フォームでの入力手順のみでした。前任者がSEでデータベースを構築し、年次更新もその人が来る予定で、構築が完了したのでデータ入力のみでの派遣依頼だったようです。年次更新の時期になって『できるんじゃない?』と無茶振りされて失敗しました」

---1年分のデータが飛んだ際、上司とはどんなやり取りをされましたか?

「上司とのやりとりについてはあまり覚えていないのですが、少なくとも叱られてないので、『空き時間に復旧やります』という報告をして、『ああそう、よろしくね』という反応だったのではないかと思います」

---上司の方の反応はあっさりしたものだったのですね。年次更新の作業は大変なものも多いですよね。

前日提出された紙の日報から指定項目をデータ化する仕事だったのですが、年次更新という作業の性質上、新年度に変わってから約1ヶ月後の時期の作業で、既に月報等は取り終わっていたのかもしれません。年次更新後の前年度のデータは簡単には呼び出せなくなるので。あと、20年も前の話で小さな会社だったので、更新後のデータを呼び出せる技術のある人が社内にいなかったのではないかとも思っています」

---当時の状況を振り返り、改めてお気持ちを教えて下さい。

やっちまった…の一言に尽きます。データ復旧は入力フォームに再入力してもAccessの知識がないので、入力終了後に改めて年次更新しても同じ失敗を起こすかもしれず、データベースに直接入力していったように記憶しています」

---直接入力するのは大変だったのではないでしょうか?

「見かけはExcelですが、セルがかなり小さいので目が辛かったです。1日の日報の量が集中すれば2時間もあれば入力できる程度の量だったので(勤務はフルタイムでした)、再入力も3ヶ月程度残業なしで終えました。その程度の作業量だったので、私の後任は専従者は置かなかったようですが、年次更新をどうしたのかは気になります

---残業なしで終えられるとはすごいですね!

「今となっては、元々Excelは平均よりは使えますが、それがバレるとこの時のように能力以上の仕事を振られることも珍しくありません。そのため、言われた仕事のみを淡々とこなし、手元が空いてもとても忙しそうな人のお手伝いなどの最低限の気遣いに留めるべきだったのかも、とは思っています」

---できる方には仕事をたくさん振られてしまいがちですよね。

事務の仕事に限らず、誰しもミスをしてしまうことはあるでしょう。大切なのは、その後の対応や次回に繋げる意識なのかもしれませんね。

そもそも企業側は仕事の振り方について、しっかりと引継ぎがなされているか、専門的な知識のある人員が必要なのではないかなど注意が必要でしょう。