長く付き合いのある友人とは、多少のことがあっても「長年の関係だから」と目をつぶることがあるかもしれません。しかし、ある出来事をきっかけに「もう無理」と思ってしまう瞬間もあります。今回ご紹介するのは、長年の友情に終止符を打つことになった読者の体験談です。
買い物中の態度に違和感
投稿者と友人は、学生時代からの長い付き合い。50歳を過ぎた今も、たまに一緒に買い物に出かける仲でした。その日も二人でショッピングモールを巡り、友人は何軒も試着を繰り返し、ようやく気に入った服を購入。投稿者は、友人の買い物にじっくり付き合っていました。
そして、ようやく次は投稿者の番。自分が試着したいと思っていたお店へ向かい、ワクワクしながら試着室に入ったのですが、そこで信じられない行動を目にすることになります。
友人が突然、旦那さんに電話をかけ始めたのです。
「ごめんよー、帰るの遅くなるわー!ごめんよー!」
カーテン越しに聞こえてくるその言葉に、投稿者は驚きました。ついさっきまで自分の買い物にはたっぷり時間を使っていたのに、投稿者の試着になると、急に「遅くなる」と謝るような態度を取る友人。まるで、「あんたの買い物には時間を使いたくない」と言わんばかりの雰囲気に、投稿者は一気に冷めてしまいました。
「これ以上試着する気になれない」と思った投稿者は、服を戻し、試着をやめることにしました。
理不尽すぎる怒りの言葉
試着をやめてお店を出ると、そこには不機嫌な顔をした友人が待っていました。投稿者が何も言わずに店を出たことが気に入らなかったのでしょう。
次の瞬間、友人は信じられない一言を放ちました。
「何で試着しないの?試着しないなら、もう遊ばないよ!!」
その言葉に、投稿者は唖然としました。
「私が車を出して、毎回送迎までしてるのに、何でそんなことを言われなきゃいけないの?」
「50歳を過ぎて、そんな幼稚な脅しのようなことを言うの?」
怒りを通り越して、呆れる気持ちのほうが強くなった投稿者は、その場で言い返すこともせず、何事もなかったように振る舞いながら友人を送り届けました。そして、その後、一切の連絡を断つことに決めたのです。
長年の違和感にピリオドを打つ決断
実は、この友人に対しては、以前から違和感を抱いていたと投稿者は言います。
「もともと私を見下す態度がひどくて、思い通りにならないと機嫌が悪くなる人だった」
「そのせいで、次々と彼女の周りから人が離れていったけど、長い付き合いだからと我慢していた」
しかし、今回の出来事で、投稿者の中で「もう無理だ」と確信しました。自分の買い物にはたっぷり時間を使わせておきながら、相手の買い物には不満を示し、さらに理不尽に怒りをぶつけてくる。そんな自己中心的な態度に、これ以上付き合う必要はないと悟ったのです。
「友情とは、お互いを尊重し合う関係であるべき。長い付き合いだからといって、我慢し続ける必要はない」
そう実感し、彼女との関係にピリオドを打った投稿者は、今はすっきりとした気持ちでいるそうです。
「友情」を見極めることの大切さ
長年の付き合いがあるからといって、理不尽な態度を受け入れ続ける必要はありません。むしろ、長く付き合っているからこそ、違和感に気づいたときはしっかりと向き合うことが大切です。
今回のエピソードは、
・友人だからといって無条件に我慢し続ける必要はない
・関係に違和感を感じたら、距離を取る選択肢もある
ということを考えさせられるものです。
友情は、お互いを尊重し合える関係でこそ成り立つもの。もし、あなたの周りにも「ちょっと違うかも?」と思う友人がいるなら、一度その関係を見つめ直してみるのもいいかもしれません。
※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。
アンケート実施日:2025年3月7日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:50代女性