17歳で初めてニュージーランドへの留学を経験し、その後もアメリカ・カリフォルニア、イギリス・ロンドンと、延べ約7年間を英語圏の海外で暮らした華音さん。現在は、世界を旅したり、突撃インタビューをしたりするなど、「英語力」をテーマにした独自の視点で動画を発信しており、そのチャンネル登録者数は36万人(2025/3/10時点)と注目を集めています。
今回は、彼女のYouTubeチャンネル『華音チャンネル』にある数多くの動画の中から『海外でチップ支払いを拒否したら大変なことになった私の実体験。』をピックアップ! 1.8万回再生(2025/3/10時点)されているこの動画では、華音さんのチップにまつわる苦い体験談、海外旅行で役立つ知識や情報などを紹介しています。
実は給料の一部になっている⁉ 日本人が思うより深刻なアメリカのチップ事情。
海外旅行で日本人が頭を悩ませるチップ文化。その基礎知識からスマートな支払い方を、海外経験豊富な華音さんが実体験をもとに紹介します。
まずは、そもそも「チップ=海外では必須」ではないことを説明。世界的にみて、チップを払う国は一部なのだそう。「アメリカやカナダなどはチップが必要」「日本や韓国などは不要」「イギリス、フランスなどは義務ではないけれど払うケースがある」といったように、それぞれに当てはまる主な国を挙げています。
続いて華音さんは、ニューヨークのタイ料理屋に行った時の実体験を紹介。接客が不満で会計時に「チップ0」とレシートに書いたところ、店の外まで店員さんに追いかけられ、肩に手を置かれて「あなたはチップを払ってないから今すぐチップ払って」と言われたそうです。
この時は「チップ0」と記載した理由をきちんと伝え、ポケットにあった1ドルだけ渡して事なきを得たとのことでした。
また、アメリカではチップが給与の一部に含まれており、客から支払われることが前提になっています。そのため、地域によっては時給2ドルのウエイトレスさんもいるようです。
加えて、日本人がチップを払いたくないという思いに至る理由について、海外での経験が豊富な華音さんならではの見解を2つ話します。それは「すでに高い金額をご飯に払っているにも関わらず、プラスアルファで費用を払うという文化が根付いていないこと」「丁寧な接客は、チップを貰うために行っているのではないかと、下心を感じてしまうこと」です。
その点、日本はチップ文化無しでサービスが徹底していることから「日本って神なんよ」とコメントしました。
最後にチップ文化に慣れ親しんでいるアメリカ人の友人が日本で食事をした際のエピソードも紹介。
友人はチップがてら、食事後に300~400円をテーブルの上に置いて店を後にしたそう。すると、しばらくしてお店の女性スタッフがすごい形相で追いかけてきました。そして「お金、忘れてますよ」と言われたそうです。
チップに対するアメリカと日本の認識の違いがよく分かりますね。
動画のコメント欄ではたくさんの反応が
動画のコメント欄には、華音さんのエピソードに共感する声、自身の体験談、アメリカのチップ事情を理解できたといったメッセージが寄せられています。
楽しかったし勉強になりました。
最近アメリカに行きたくない理由は、同じです。強制感満載で、払うのが当たり前の文化が嫌い。コンビニの決裁画面に20%と固定で出てきたのが、驚きでした。
アメリカ在住のアメリカ人の動画ではドライブスルーやセルフの店でもチップ要求が増えてムカつく!って発言していた。
文化の違いなんだろうけど、時給がそんなに安いとは知らなかった。そうなると、良くしてくれたらチップ払っても納得できる。
チップに関する事情は国により異なり、アメリカは想像以上に根強いことを知りました。また給料の一部に含まれているのであれば、追いかけてくる気持ちも理解しなければならないと思います。
動画:『海外でチップ支払いを拒否したら大変なことになった私の実体験。』
協力:『華音チャンネル』
華音(かのん)
17歳の時にニュージーランドへの約1年間の留学を経験。その後、ミュージカル俳優を目指してカリフォルニア州の大学へ進学する。ミュージカル活動などを経て、2017年には英国のロンドンに移住し、YouTubeでの動画配信を開始。3年後に帰国し、現在は日本を拠点に活動している。
Instagram:kanon_act
※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。