市川実日子が主演するバカリズム脚本ドラマ、日本テレビ系『ホットスポット』の最終話が3月16日に放送された。ホテルを売却して多額の利益を得ようとするホテルのオーナー(筒井真理子)と市長(菊地凛子)の不正を暴き、ホテル売却を阻止しようと清美(市川)たちが奔走する。
最終話は、野球中継の延長で55分遅れの開始になったものの、Xのトレンド入りするなど、その注目の高さがうかがえた。
ホテルの幽霊の伏線が回収!
宇宙人・高橋(角田晃広)は、オーナーの事務所に忍び込み不正の証拠を手に入れようとするも、警備会社とオーナーが駆け付け絶体絶命の危機に!高橋の宇宙人としての能力を使い、見つかることなく脱出はできたものの、証拠は手に入れられず…。
高橋は、翌日朝からホテル勤務ということで、支配人・奥田(田中直樹)の計らいで、温泉に浸かったあと、幽霊が出るというウワサの301号室に泊まらせてもらうことに。翌日も朝が早い高橋は、早々に眠りにつこうとするが幽霊(うらじぬの)が忍び寄り…。
すると、疲れが溜まっていた高橋は、幽霊に一喝!そもそも、幽霊と宇宙人は“棚が違う”と思いながら眠りにつく高橋。「宇宙人が幽霊にキレる」「幽霊にあんなキレる人初めて見た笑」「幽霊のくだり要らなすぎて好き」「声出して笑った」と視聴者の笑いを誘っていた。
突如登場した山田真歩こと同級生・直美
のんちゃん(MEGUMI)のスナックで次なる作戦会議をするなか、高橋は事務所に忍び込んだ際にオーナーの電話の会話が耳に入っていたことを思い出す。頭脳の能力の副作用でハゲてしまうことを心配していた高橋は“死ぬか、ハゲか”という2択を迫られ…。「結構究極の選択」「一生聞かないワードだな」「めっちゃわろた」と視聴者も爆笑。
結局、高橋は“ハゲ”を選択し、記憶力を上げて電話の会話の記憶をたどり、オーナーと市長の金の受け渡し日時、場所を思い出した。と、ここで事務所に忍び込む際に、あやにゃん(木南晴夏)の車に乗っていて、スナックでもナチュラルに溶け込んでいた山田真歩が清美の同級生・直美であることが判明。「しれっと登場して馴染みすぎてた直美の存在、スッキリ出来て良かった」「直美さんは、ただしれ~っとおっただけかい!」と反響を呼んでいた。
何か、大きな秘密を握っているなど重要な人物かと思われたが、ガムテープを高橋に貸すという役割だけだったのだ。意味深な登場に、想像をかき立てられた分、肩透かしをくらった視聴者も多く、SNSでは、「視聴者を1週間モンモンとさせた山田真歩が何者でもないの、バカリズムの手の上すぎる」「昨今の考察ブームに対するバカリズムの逆張り」などといった声も上がっていた。
最終回まで、バカリズム脚本に翻弄された人も多かったのではないだろうか。続編も期待したいところだ。
日本テレビ系 『ホットスポット』毎週日曜よる10時30分〜
ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。