普段電卓を使って計算していると、簡単そうに見える計算式でも自分自身で計算ができなくなってしまうことがあります。
計算方法を忘れてしまわないように、この機会に復習をしてみましょう。この記事の問題に挑戦すると、カッコを含んだ四則演算についての復習ができます。
問題
次の計算をしなさい。
(8−4÷2)×2+3
計算の順序に気をつけて、計算を行いましょう。
解説
今回の問題の答えは「15」です。
途中の計算式は次のようになります。
(8−4÷2)×2+3
=(8−2)×2+3
=6×2+3
=12+3
=15
計算のポイントを順に確認していきましょう。
まず、カッコや四則(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算は、次の順に計算しなければなりません。
(1)カッコ内の計算
(2)掛け算・割り算
(3)足し算・引き算
今回の問題では、カッコ内の計算に「8−4÷2」と引き算と割り算があります。
ここでも、引き算と割り算とでは、割り算を優先して計算します。
<カッコ内の計算>
8−4÷2
=8−2
=6
カッコ内を計算したことによって、元の計算は「6×2+3」となりました。
最後は掛け算と足し算の計算なので、掛け算を優先して計算しましょう。
6×2+3
=12+3
=15
これで答えを出せました。
カッコがある計算では、カッコ内の計算を優先します。さらに、そのカッコ内にもさまざまな計算が混じっていれば、同様の優先順序で計算を行いましょう。
まとめ
今回紹介した問題は、小学校で学習する計算です。
学生時代はきちんと計算できたのに、大人になって計算方法を忘れてしまったということはないですか。間違えてしまった方は、この機会に復習をしてみましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
類似問題に挑戦!