今回は、小学生のころに宿題などでたくさん計算した覚えがあるかもしれない計算問題に挑戦しましょう。単純な計算問題ですが、計算順序に注意しなければいけません。
小学生のときにはできたはずの問題、今もまだ計算方法を覚えているでしょうか?
問題
次の計算をしなさい。
10+(8−2)÷3
カッコがある場合は、どのような順序で計算すればよかったでしょうか。
解説
この問題の答えは「12」です。
早速、計算の方法を確認していきましょう。重要な点は、カッコを含む問題の計算順序を整理することです。
<カッコを含む計算の計算順序>
・まずは、カッコの中の計算から先に行う。
・次に、掛け算と割り算の計算を行う。
・最後に、足し算と引き算の計算を行う。
※カッコの中も掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算する。
つまり、「8−2」の計算をしてから「÷3」をし、残った数の足し算・引き算をするという順序です。
10+(8−2)÷3
=10+6÷3
=10+2
=12
これで計算は完了です。
カッコがあるときは、その中の式を最優先に計算することを覚えておきましょう。
まとめ
カッコがあると途端に難しく感じるかもしれませんが、計算順序を正しく整理することで答えを出せるようになります。
重要なのは、「カッコの中→掛け算・割り算→足し算・引き算」の順に計算することです。ただし、カッコの中が複雑な計算になっている場合は、カッコの中も「掛け算・割り算→足し算・引き算」の順に計算することを忘れないようにしておきましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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