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天才監督が生んだ“史上最高に危険な映画”【物議を醸した問題作品】“27年間の公開禁止”世界を震撼させたワケ

  • 2025.3.7

映画の中には、観た人の間で大きな議論を引き起こすほどの衝撃的な内容を描いた作品も少なくありません。今回は、そんな映画界で“物議を醸した”問題作品を5選まとめました。

本記事ではその中から、1972年公開の映画『時計じかけのオレンジ』をご紹介します。不思議すぎる世界観で描かれる本作が、世間で物議を醸した理由とは…?

※この記事は、個人的な感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※ 一部、ストーリーや役柄に関する感想を含みます。

不良少年は更正できるのか…映画界で“物議を醸し出した”問題作品『時計じかけのオレンジ』

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イメージ画像:Canva
  • 作品名:映画『時計じかけのオレンジ
  • 公開日:1972年4月29日

あらすじ

アンソニー・バージェスの同名小説をスタンリー・キューブリックが監督・脚本で映画化。

物語の舞台は、治安が悪化する無法地帯と化した近未来のロンドン。15歳の少年・アレックス(マルコム・マクダウェル)は、不良仲間のディム(ウォーレン・クラーク)ジョージー(ジェームズ・マーカス)ピート(マイケル・ターン)と共に、暴力やドラッグに溺れる日々を過ごしていました。

アレックスは不良グループのリーダー的存在として、横柄な態度を取ることも少なくありませんでした。そんなアレックスを見かねた仲間たちの裏切りによって、彼は警察に逮捕されて懲役14年の刑を受けます。

少しでも早く出所したいアレックスは、刑期短縮の代わりに新たな犯罪者更正プログラム・「ルドヴィコ療法」の実験台となるのでした—。

暴力をエンタメ化…?映画『時計じかけのオレンジ』物議を醸した理由とは?

作中至る所で流れるクラシック音楽や、主人公たちが使う独特な言語、登場人物たちのユニークな衣装などがミステリアスな空気感の本作。この一風変わったユニークな世界観が、観ている人を不思議な感覚にさせます。そういった意味でも、本作は他の映画にはない魅力があることから多くの人が関心を持ったようです。

一方で、暴力やドラッグをエンターテインメント化している点が、作品を観た人たちの間で物議を醸し出しました。作中、主人公をはじめとした不良グループは嬉々として殴ったり、蹴ったりする行為を繰り返します。その様子は、見る人によっては、暴力がまるで快感を得るための行為のように感じられたのかも知れません。

実際に、公開当時イギリスで起きた少年による暴行事件が本作と関連性があるのではないかとして、物議を醸しました。結果、イギリスでは本作が1973年~1999年まで公開禁止となっています。

独特な空気感に惹き付けられる…!映画界の巨匠が放つ風刺的作品!

映画『時計じかけのオレンジ』は、世界中で物議を醸した作品です。ネガティブな意見もある反面、ポジティブな意見も多く見られました。

不愉快だけど、素晴らしいと思わざるを得ない不思議な魅力がある。
なにが正義でなにが不道理なのかこの映画を見ていたら分からなくなってきます。最低なはずのアレックスに心を持っていかれそうになったり、暴力とはなにか、ただ、犯罪者を更生させて許す世の中はきっと存在しないと感じた。
悪行の根源は心の病なのか?個人の本性なのか?同じメッセージの映像作品は多数あると思うけど、1本の映画、映像作品として様々な嫌悪感の映像演出によるメッセージの伝え方こそこの作品の凄さだと思うし、演出がカルト的というか洗脳する雰囲気というか…やはり名作だと思う

まだ映画『時計じかけのオレンジ』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『時計じかけのオレンジ』に興味を持っていただけた方は、独特な雰囲気で“不思議な魅力”が詰まった本作をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。