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外国人「心の病を救ったのは日本のアニメでした」日本ならではの“理由”に「日本人が誇れる文化」

  • 2025.2.15

サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』は、国際色豊かなシェアハウスの住人や元住人などが運営するYouTubeチャンネル。メンバーの国内外での活動が紹介されており、登録者数は33.9万人(2025/02/09時点)に上ります。

今回は同チャンネルにアップされている数多くの人気動画の中から『スペイン人の心の病を救ったのは日本のアニメでした【海外の反応】』をピックアップ!6万回以上再生(2025/02/09時点)されているこの動画では、スペイン人のイレネさんが日本に興味を持ったきっかけや、日本に行ったら行きたい場所などについて語っています。

お寺、京都、祭…日本への興味の原点はアニメ

スペイン人のイレネさんは、現在出版社や服のモデルをしています。心理学の勉強をしたくて、お金を貯めているそう。

日本について知っていることを尋ねると、温泉や京都のお寺、桜、秋の紅葉などを挙げてくれました。また、日本語には漢字・ひらがな・カタカナがあり、話すのはそんなに難しくないけれど、書くのが難しいと感じているようです。たこ焼きやラーメン、焼き鳥、寿司といった日本食も知っているとのことでした。

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引用元:YouTubeチャンネル『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』

日本に興味を持ったきっかけは、10歳ぐらいの頃に観た『カードキャプターさくら』という日本のアニメ。アニメに出てきた風景を見て「ここに行きたい!」と思ったのだそう。「そこから、両親のパソコンで日本のことを調べて、写真を見て『小説の世界みたい!』って思ったわ」と教えてくれました。

イレネさんの日本への興味はさらに広がり、お寺や京都のこと、夏に行われる“フェスティバル=お祭り”のことも知ります。露店で売られている食べ物を食べながら、お祭りを楽しみたいそうです。

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引用元:YouTubeチャンネル『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』

日本とスペインで違うと感じた点を尋ねると「日本の人々は集団意識が強いのに対し、スペイン人は個人主義が強いかも」という答えが返ってきました。「スペイン人は、何かをするときに“社会のため”というよりも“自分のため”という感じね」と続けます。

また、誰かと知り合った際の反応も違うのだとか。「スペイン人はすごく社交的だから、すぐに友達のように接するけど、日本人は人と知り合うときはもっと丁寧よね。心を通わせるまでに時間がかかりそう」と分析しました。

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引用元:YouTubeチャンネル『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』

イレネさんは「スペイン人は恥ずかしいという概念がないので、政治の話とかでも問題ないけど、日本はそういうわけにはいかない」と考えているようです。

「私が日本に行ったら、政治の話や自分自身の話はしないかしら。趣味の話や仕事の話といった、表面的な会話をすると思うわ」と話します。

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引用元:YouTubeチャンネル『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』

日本のアニメが体調不良をやわらげてくれた

イレネさんがアニメを好きな理由は「アニメを観ると気分が良くなるから」。学校から疲れて帰って来ても、アニメを観ると気分が高まって、頑張ろうと思えるのだそうです。

小さい頃は友達が少なく、女の子の友達が一人いるだけという状況。思春期にはうつ状態になりましたが、アニメを観ていると体調不良や悲しい気持ちも無くなったと言います。

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引用元:YouTubeチャンネル『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』

成長するにつれ、アニメ好きやコスプレをしている人と知り合うようになって「このアニメ観た?」「私も見たわ!」という話をできるようになったそう。だんだん友達が増えて、孤独を感じることが少なくなりました。

「日本の文化に興味を持つ人や、日本語を勉強している人のグループと知り合うようになってから、多くの人と遊ぶようになった。だから、日本にはとても感謝しているわ。日本がアニメを作っていなかったら今、私がどうなっていたかわからないわ」とイレネさん。

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引用元:YouTubeチャンネル『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』

一緒に活動している写真家の中には日本好きの人がいて、彼らとは日本っぽい写真を撮るそう。

「たとえば、スペインには桜の木がないのでアーモンドの花を桜に見立てて、春の日本の公園にいるように見せたりしているわ。日本を仕事に取り入れるようにしているの」と教えてくれました。

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引用元:YouTubeチャンネル『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』

日本への深い“愛”は、イレネさんの芸名にも現れています。「本名はイレネ・モラレスだけど、芸名はイレネ・ヘイワ(平和)って言うの。イレネはギリシャ語で“平和”という意味なのよ。日本語の“平和”はとても素敵な単語なので、芸名に入れたいと思ったわ」と説明します。

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引用元:YouTubeチャンネル『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』

また、貯金ができたら、日本に行きたいと考えているそう。中でも真っ先に行きたい場所は“京都”。「京都が大好き。伝統的な習慣を見たり、着物を着たりしたいわ。春と秋の景色とか、私が小さい頃に夢見ていた世界があるの。想像しただけで、感動するわ!」と、興奮気味に語ってくれました。

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引用元:YouTubeチャンネル『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』

日本のアニメが世界に与えるインパクト

日本に興味を持つ多くの海外の方々は、アニメの影響力がとても大きいと思うので、アニメを作っている人達にはとても素晴らしい外交をされていると思いますよね。日本人が誇れる文化ですよね。
アニメから日本や日本語に興味を持ってくださる外国の方が増えるのは喜ばしいことです。
一日も早く彼女の夢が叶う事を願っています。

日本のアニメをきっかけに、伝統的な文化や風景に関心を寄せるようになったイレネさん。ぜひ、日本ならではの食べ物や文化、風景を楽しんでほしいですね。日本のアニメの影響力を感じることができる動画でした。


動画:『スペイン人の心の病を救ったのは日本のアニメでした【海外の反応】
協力:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】

サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】
東京都内で、さまざまな国の人が安心して暮らせることを目的とした国際交流シェアハウス“サムフラハウス”。シェアハウスの住人や友人たちが立ち上げたYouTubeチャンネルには、多くの動画がアップされています。外国人から見た“日本の魅力”や海外の現状などを紹介中です。

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。