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日本が治安いいって本当?イタリア人記者が明かしたリアルな“日本と海外の違い”に「役立つ」「興味深い」

  • 2025.2.12

国際交流をテーマに、外国人の目から見た“日本の魅力”や海外の現状を発信している『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』。国際色豊かなシェアハウスの住人や元住人が国内外での活動を紹介しており、登録者数は33.9万人(2025/02/05時点)に上ります。

今回は同チャンネルにアップされている数多くの人気動画の中から『外国人ジャーナリストが日本と海外の治安の違いについて解説します』をピックアップ!31.9万回以上再生(2025/02/05時点)されているこの動画では、イタリア人ジャーナリストのテシさんがこれまで訪れた国や日本の治安について語っています。

テシさんが海外でしている防犯対策とは?

出典:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

動画はインタビューアーのアサカワさんとテシさんの会話形式で進みます。

テシさんは、ジャーナリストとしてこれまでポーランド、ドイツ、イタリア、ベルギー、スコットランド、スリランカなど、多くの国で取材をしてきました。

出典:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

中でも、スリランカの経済が崩壊していた頃に、取材で訪れたことが印象的だったと語ります。

出典:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

「海外で気をつけていることは?」というアサカワさんの質問に対し、夜はなるべく1人で出歩かないようにしていると答えるテシさん。どうしても必要な時は「鍵を武器になるような形に指の間に挟んで持ち歩く」「5日間くらい色が取れない防犯スプレーを持ち歩く」といった防犯対策を紹介しました。

さらに、かばんの中の財布には少額のお金のみ入れて、その他のものは靴の中に入れておいたり、携帯を2台用意して盗まれてもいい携帯しか持たないようにしたりと、万が一の場合でも被害が最小限になるよう工夫しているそうです。

世界平和度指数での日本のランキングは?

出典:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

「最近は日本でも治安の悪化を心配している人もいるのでは…?」というアサカワさんの疑問に対し「ワールドピースインデックス(世界平和度指数)」の昨年(2022年)の調査結果をテシさんが紹介してくれました。

出典:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

20位までのランキングを読み上げ、リストにある中ではニュージーランド、オーストリア、ポルトガル、シンガポール、ドイツに行ったことがあるというテシさん。

しかし、実際に肌身で感じる平和とランキングの結果を比較すると、違いを感じる部分もあるようです。例えば、ランキングでは6位となっているポルトガルの首都リスボンですが、街中を歩いている時にはドラッグの売人からよく声をかけられたそう。「日本では、客引きなどはあっても売人はいないので、国としての安全性と首都としての安全性は違うと感じた」と語っていました。

出典:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

さらに、イギリスやイタリアでは駅は犯罪率が高い場所で治安が悪いことに加え、ATMの設置場所が違うことにも言及。日本のATMはコンビニや銀行など建物の中にあるのに対し、海外では道端にあるのが普通。お金を下ろした直後にスリや強盗に遭うことがあり、ATMを建物の中に設置すべきと提言している人もいるそうです。

「海外では道に(2ユーロ玉など)落ちてたらラッキーみたいにみんな拾う」と話すテシさん。それに対し、アサカワさんが「日本では道端にお金が落ちていた場合、交番に届けるという教育がある」と紹介すると「イタリアでは逆で、子どもにあるかどうか探してみてって言う」と驚いていました。

出典:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

さらに、日本では車で家まで送ってもらった場合などに車が見えなくなるまで送ってもらった側が見送りをするのが普通ですが、イタリアでは車から降りて家に入るまで無事を見守ってくれるそうです。このように、文化や治安の違いを感じられるエピソードをたくさん披露してくれました。

動画にはたくさんのコメントが!

テシさんの体験を通じて得た日本と海外の違いを短い時間ですが聴くことが出来てとても楽しく、役立つと思いました。
確かに子供の時に私もやりましたが、交番は落ちてた100円を届けられても正直こまりますけど、日本の交番はそれをヨシとして受け付けてくれます!そして褒めてくれます。これは日本の教育の一貫を社会が担っている一例です。
日本と海外とで安全性の違いの理由についての意見が面白かったです。日本には、「こっそり悪い事しても、おてんとうさまが見ているよ。」という感覚がある(子供の頃の教育?)と思いますね。それは、恥の文化かもしれないし、神道や仏教的な教えの影響かも知れません。テシさんの取材の公表動画は分析力が高くて、興味深いです。
因みに 世界の治安ランキングの基準ですが、安全に暮らせるかどうかという観点から、治安だけではなく 地震や津波 台風など自然災害についての危険度も基準にしてランキングされています。自然災害を基準から外して人口を考慮すると、日本の治安は世界一と言えると思います。

今回の動画を通じて、日本と海外の治安の違いや、テシさんが海外で防犯のために実践している対策を知ることができました。動画の中でテシさんは「怖くて海外には行けないという人がいるけど、そこまでではないですよ」と話していました。正しい対策と防犯意識を持っていれば、海外旅行をより楽しめるかもしれませんね。


動画:『外国人ジャーナリストが日本と海外の治安の違いについて解説します
協力:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】

サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】
東京都内で、さまざまな国の人が安心して暮らせることを目的とした国際交流シェアハウス“サムフラハウス”。イタリア人のテシさんなど、シェアハウスの住人や友人たちが立ち上げたYouTubeチャンネルに多くの動画をアップしています。外国人から見た“日本の魅力”や海外の現状などを紹介中です。

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。