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答えの符号を間違えないで!「−1−(−2)−(−4)」→正しく計算できる?

  • 2025.2.26
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今回の計算問題では、楽に解くためのさまざまな計算法則が登場してきます。カッコの外し方はもちろん、その他にもさまざまな計算に役立つ法則も一緒に思い出していきましょう。

計算法則を忘れてしまった人も、楽しく復習できる内容になっています。ぜひチャレンジしてみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
−1−(−2)−(−4)

すべて負の数の引き算ですね。負の数と引き算の組み合わせは注意が必要です。

解説

この問題の答えは「5」です。

この問題を解く上で最も重要なのは、引き算の記号の後ろにあるカッコをどうやって外すか、というところです。

まずは、カッコの外し方から復習していきましょう!

<カッコの外し方>
・+(+◯)=+◯
・+(−◯)=−◯
・−(+◯)=−◯
・−(−◯)=+◯

今回の問題の式に出てきているカッコはすべて、「−(−◯)」の形です。上記の「カッコの外し方」を参考にすると、すべて「+◯」の形に直せることがわかります。

それでは、問題の式のカッコを外し、計算していきましょう。

  −1−(−2)−(−4)
=−1+2+4
=1+4
=5

となりました。

また、カッコを外した後の計算では、交換法則と結合法則を使うことでもう少し確実に計算することも出来ます。

<交換法則>
計算する数を入れ替えても結果は同じになるという法則。
・a+b=b+a

<結合法則>
計算順序を変えても結果が同じになるという法則。
・a+b+c=(a+b)+c=a+(b+c)

※どちらも足し算のみの場合に使うことができる。

まずは使用条件を満たすために、足し算だけの式にします。「−1」にカッコをつけましょう。

  −1+2+4
=(−1)+2+4

ここから結合法則→交換法則の順に使用して計算していきます。

  (−1)+2+4
=(−1)+(2+4) ←結合法則を使用
=(−1)+6
=6+(−1) ←交換法則を使用
=6−1 ←「+(−◯)=−◯」を使用してカッコを外す
=5

きちんと計算すると途中式は長くなってしまいますが、足し算を先にしてから引き算をするので、計算しやすいのではないでしょうか。

まとめ

今回はカッコのある計算式を解いていきました。

カッコの前についている符号によって、カッコを外したときの符号が決まることポイントでしたね。カッコの前の符号がプラスの場合は、カッコの中の符号はそのまま。逆にマイナスの場合には、カッコの中の符号を逆転させます。

カッコの外し方さえ間違えなければ、あとは単純な足し算と引き算の問題でしたね。計算を楽にする二つの法則も忘れないようにしましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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