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意外に間違える人が多いかも?!「2×8÷(−2)」→正しく計算できる?

  • 2025.3.6
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算数や数学では、日常ではあまり使わないような記号や計算ルールを習うこともあったでしょう。

使わなければ忘れてしまうのが人の常ですが、今回の問題の計算方法は覚えているでしょうか? 一度チャレンジしてみてください。

問題

次の計算をしなさい。
2×8÷(−2)

解答

正解は、「−8」です。

割り算に登場する負の数を見て計算が止まってしまった人は、ぜひ次の「ポイント」をご覧ください。

負の数の計算方法を解説していますよ。

ポイント

この問題のポイントは、「答えの符号」です。

小学校の算数では、正の数や0を使った計算を習います。一方で、中学校の数学では負の数が登場します。負の数は四則演算にも出てきますが、正の数の計算では出てこなかった、気をつけなくてはならいないポイントがあります。

それは、答えの符号に決め方がある点です。例えば、掛け算と割り算の答えの符号の決め方は、次のようになっています。

<答えの符号の決め方(掛け算・割り算編)>
・同符号どうしの掛け算・割り算の答え→正の数+)になる
例:−1×(−1)=+1    −1÷(−1)=+1
・異符号どうしの掛け算・割り算の答え→負の数(−)になる
例:1×(−1)=−1    −1÷(+1)=−1

さて、このルールを踏まえつつ、今回の問題の計算をしていきましょう。

まずは左から計算していきます。冒頭の掛け算はどちらも正の数であり、同符号どうしの掛け算にですので、答えも正の数になります。

  2×8÷(−2)
=16÷(−2)

次は異符号どうしの割り算ですので、答えは負の数になると分かります。

  16÷(−2)
=(16÷2) ←答えは負の数になるので、計算の前にマイナスを付けておく
=−8

これで答えを出せましたね。

まとめ

今回の問題、正解できたでしょうか? 答えの符号の決め方は、負の数の計算を忘れた人にとって悩ましいポイントだったでしょう。

負の数を対象とした掛け算と割り算では、同符号どうしの計算で答えは正、異符号どうしの計算で答えは負と覚えておきましょう。

負の数の計算問題に挑戦し続けると、このルールにもだんだんなじんできますよ。ぜひ引き続き、他の問題にもチャレンジしてみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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