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志村けん「お前、力抜いてるだろ」売れすぎてネタに手を抜いていたことを見抜かれ、注意された“ブレイク芸人”といえば?

  • 2025.2.15
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(C)SANKEI

お笑い芸人にとって、一度のブレイクは大きなチャンス。しかし、その成功に甘んじることなく努力を続けることが、長く活躍する秘訣です。2024年10月13日にABEMAで放送された『ななにー 地下ABEMA』では、“リアルな人生に学ぶ!ワケあって人生激変しちゃった瞬間SP”と題した特集が組まれました。

そこで語られたのは、一世を風靡したネタで一気にスターとなった芸人が、知らず知らずのうちにその輝きを失っていったエピソード。そして、その芸人を注意したのは、誰もが知るレジェンド・志村けんさんでした。一体、その芸人とは誰だったのでしょうか?

志村けんさんが「お前、力抜いてるだろ」と見抜き、注意したブレイク芸人といえば?

さてここでクイズです!

売れすぎてネタに手を抜いていたことを見抜かれ、注意されたブレイク芸人といえば?

ヒント…

①「あったかいんだからぁ♪」で大ブレイクしたお笑いコンビのメンバー

②NHK『紅白歌合戦』にも出場経験あり

 

「1日に200回以上も同じネタをやっていて、飽きてしまった」

答えは…クマムシの佐藤大樹さんです!

お笑いコンビ・クマムシ(佐藤大樹さん、長谷川俊輔さん)は、2015年に「あったかいんだからぁ♪」のネタで一世を風靡しました。このネタはNHK『紅白歌合戦』にも出場するほどの大ヒットとなり、CDデビューも果たし、ダウンロード数は50万を超えるなど、瞬く間にスターの仲間入りを果たしました。最盛期には月収が800万円に達し、20人以上のスタッフが帯同するほどの人気ぶりでした。

しかし、その絶頂期のなかで変化が訪れます。毎日のように音楽番組で「あったかいんだからぁ♪」を披露する日々に、二人は次第に疲れや飽きがきてしまったそうです。とくに長谷川俊輔さんは「1日に200回以上も同じネタをやっていて、飽きてしまった」と語り、収録中にネタを“すかし”ながら披露する場面も増えていったといいます。これに対して元マネージャーの小田部さんも「終わった後にブチギレました。本当に」と振り返っています。

「力抜いてるだろ?」

さらに追い打ちをかけるように、とにかく明るい安村さんが“安心してください、履いてますよ”で大ブレイク。クマムシの勢いは次第に陰りを見せ、二人の仲も悪化していきました。最盛期に800万円だった月収も、気付けば8万円にまで減少。

そんななかで迎えたのが、志村けんさんの誕生パーティでした。志村けんさんはクマムシに対して「お前、あったかいんだからぁ♪を力抜いてるだろ?」とズバリ指摘。

さらに「俺は今でも『アイーン』を全力でやっている。だからお前も『あったかいんだからぁ♪』を全力でやれ」とアドバイスしました。この言葉に佐藤さんは深く胸を打たれ、「それでちょっと目覚めました」と語っています。

キャイ〜ンの天野ひろゆきさんも「たしかに志村さんが手を抜いているのを見たことがないな」とコメントし、志村さんのプロ意識の高さをあらためて実感させられるエピソードとなりました。

エピソードを知るとより好きになるかも

一度のブレイクが人生を大きく変えることもありますが、その成功を維持するためには常に全力を尽くす姿勢が必要です。クマムシの佐藤大樹さんは、志村けんさんの一言で初心を思い出し、自分の在り方を見つめ直しました。どんなに単純なネタでも、全力で取り組む姿勢がファンの心をつかむ秘訣なのかもしれません。

志村さんの言葉は、芸人だけでなく多くの人にとっても大切な教訓となるでしょう。今後のクマムシの再ブレイクにも期待したいですね!