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突然、血液センターから「白血球に適合する患者さんのために…」電話の内容に「こんなこと初めてです」

  • 2025.2.25
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出典：photoAC（画像はイメージです）

街中やショッピングモールなどで献血の協力を呼びかけている光景を見たことがある人も多いのではないでしょうか。血液は長期保存ができないため、常に新しい血液の確保が必要となっています。

十六茶（@16chatora）さんが、「仕事を休んでまで献血ルームに行くことになった理由」についてX（旧Twitter）に投稿すると、2.1万いいねが集まり（2025年2月24日時点）、「まさにヒーロー」「行動が素敵」などと話題になっています。

献血ルームに行くことになった理由とは、いったい何でしょうか？

気になる投稿が、こちら！

赤十字血液センターから直接連絡がくることに驚きましたが、それは十六茶さんの血液がどうしても必要だったからなんですね。

患者さんに輸血をする場合、誰の血液でも良いというわけではなく細かく分けられた血液の型を合わせなければならず、この時はまさに十六茶さんの血液が適合したということだったのでしょう。

患者さんの手術成功のために、仕事を調整してまで献血に行く十六茶さんの思いと行動力が素晴らしいですね！

自分のためにしていた献血が誰かの役に立っていると実感

こちらのエピソードを投稿された、十六茶さんに詳しくお話をお伺いしました。

ｰｰｰ電話を受けたときの感想を教えてください。

「18時過ぎに見知らぬ電話番号からの着信だったのでビックリしました」

ｰｰｰ知らない番号だと驚いてしまいますよね。電話でどのような説明を受けたのでしょうか？

「『十六茶さんの白血球に適合する患者さんのために明日献血に来られないか？』と言われて、最初仕事があるからと断ったのですが、『朝イチでも夕方でも結構ですので』と切羽詰まった感が伝わってきたので、一旦電話を切り仕事の内容を調整して翌日午後休みとしてから献血ルームに『行けます』と電話をしました」

ｰｰｰ必要性を感じて仕事を調整されたんですね。今回が初めての献血だったのでしょうか？

「会社に提出する報告書の趣味特技の欄に『献血』と書くくらい頻繁に献血しています。今回の献血で142回となりました。献血をすると血液のデータ（γGTPやコレステロール等）を教えてもらえるため、自分の健康確認とリラックスするために月に1回ペースで成分献血をしています」

ｰｰｰ献血にとても貢献されているんですね！今後の献血に対する思いに変化があれば教えてください。

「人のためというより自分のために献血していたのが本音です。ですが今回改めて誰かの役に立っていることを実感しました。これからも献血を続けていきたいので、まずは自分が健康でいなければならないと思いました」

ｰｰｰ十六茶さんの行動力、素晴らしいですね。献血の大切さが伝わる貴重なお話をありがとうございました！

献血でつながる希望

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

まさにヒーローですね！！
医療関係者として、うれしいです。
ご協力ありがとうございます
行動が素敵です 応援してます
すごいですね…！急なお願いにも応じるその行動力、本当に素晴らしいです。きっと患者さんやご家族にとって大きな希望になりますね。どうか体調に気をつけて、献血頑張ってください！

輸血が必要な患者さんやその家族にとって大きな希望となる血液のために、なんとか献血に来てもらいたいと連絡をする病院側と、その気持ちに応えてくれる十六茶さん双方の行動が素晴らしいですよね。

また一方で、献血に行くにあたっての制度についての言及も。

すご！！！こういう稀有なケースの為の、有給とか使わなくていい休みを与えてほしいわあ、そしたらもっと色んな可能性増えそう。移植系とかも。
ありがとうございます
依頼献血も公休扱いになると良いと思います。
こういう人のために休業補償くらいはしてあげてほしい
協力してくれる人が損しないためにも、それによるハードルが少しでも下がるためにも
利益にならなければ「売買」にはならないよね？

必要とされた場合の献血は急を要したり行く日を制限されたりすることから、それを有給として消化されることに少し疑問を感じる人も。

大切なことだからこそ、制度についても配慮してもらえるといいですね！

今回のエピソードで献血に興味を持たれた方は、ぜひお近くの献血センターを探してみてください。

取材協力：十六茶（@16chatora）さん

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