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「信号のない横断歩道でお辞儀しないで」運転手の本音に賛否両論「礼儀とマナー」「やらされている感」

  • 2025.2.19
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出典:photoAC(画像はイメージです)

信号機のない横断歩道では、歩行者が優先。車は歩行者が渡り終わるまで待つのがルールですが、その際に“おじぎ”や“会釈”をする歩行者もいますよね。

運転手としては、「わざわざお礼をしてくれてうれしい」と感じる一方で、「振り向いておじぎされると、また戻ってくるのかと焦る」「そもそも歩行者優先なのだから、お礼の必要はない」という否定的な声も。

そこで今回は、信号機のない横断歩道を渡るときに、“お辞儀や会釈”が必要か必要ないか調査しました

信号機のない横断歩道を渡るときに、“お辞儀や会釈”が必要と思いますか?いらないと思いますか?

全300件(有効票)から寄せられたアンケートの結果はこちらです!

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出典:TRILL調べ

信号機のない横断歩道を渡るときに“お辞儀や会釈”が「必要だと思う」に200票、「必要ないと思う」に100票が集まり、「必要だと思う」が多い結果になりました。

寄せられた意見を紹介します。

必要だと思う派の意見

感謝の気持ちを伝えたい

道幅が狭くて譲ってもらった時にありがとうございますと言うのと同じだと思います。強要はしませんが相手の時間を使って待ってもらっているので感謝してもいいんじゃないでしょうか。
(30代女性・主婦・愛知県)
礼儀とマナーで会釈は大事だと思います、会釈もなく当たり前のように横断歩道を渡る人がいますが、運転手さんの優しさと気遣いに気づいてほしいですね。
(40代男性・北海道)

お互い気持ちよく過ごせる

そうされて不快感を感じる人はただの偏屈。大した手間でもないし、お互いが悪くない気持ちになる行為を否定する理由がない。こういう小さなことで社会は円滑に回るもの。
(60代男性・塾講師・東北地方)
横断歩道は歩行者優先だけど、会釈することでお互いに気持ちよく譲ったり譲られたりすることができると思う。
(20代女性・パート・福岡県)

意思表示として安全面にもプラス

歩行者として渡る際は反射的にお辞儀をしています。運転する立場からしては、お辞儀があると「これから渡りますよ」という歩行者の意思が見えてわかりやすいと思います。重要なのはあくまで安全面なので、あまり形式にこだわるべきではないと思います。
(40代女性・専業主婦)
車が止まって渡るのを待ってくれているのだから渡りはじめる合図として軽く会釈するようにしています
(50代女性・専業主婦・近畿地方)

必要だと思う派の多くは「感謝の気持ちを伝えたい」「お互い気持ちよく過ごせる」「意思表示として安全面にもプラス」と回答されていました。

いらないと思う派の意見

そもそも歩行者優先のルールなので必要ない

横断歩道は交通ルール上、歩行者優先なので自動車は停車しなければなりません。ですので、会釈をするのは本来おかしい。
(40代男性・会社員)
本来横断歩道は歩行者優先ですし、一時停止して歩行者を渡らせるのは当然のことなので不要だと思います。
(40代男性・自営業・埼玉県)

早く渡る方が親切

車を運転する側としては、お辞儀とか会釈より早くわたってほしいと思え、おじいさんなんかはお辞儀をしてから渡るまでの動作が遅く、おじいさんが渡るまでに信号が変わってしまうということもあることからそのまま歩いてほしいです。
(40代・会社員・兵庫県)
私は日常的に運転をしますが、気にせず渡ってほしいといつも思います。会釈するより早く渡ってほしいからです。
(30代女性・会社員・大阪府)

強制されるのは違う

大人にやらされている感があってなんか嫌です。でもドライバーの意識向上に役立つ面もあると思うので、一概には否定しづらいです。
(40代男性・会社員)
自分は会釈をするが、みんながみんなやる必要はないと思う。やりたい人だけやれば良い。運転しているとき、会釈されてもされなくても何も思いません。
(50代女性・主婦・東海地方)

いらないと思う派の回答では、「そもそも歩行者優先のルールなので必要ない」「早く渡る方が親切」「強制されるのは違う」という意見が多くありました。

しかし、お辞儀や会釈がいらないというよりも、義務ではないのでしたい人だけしたら良いと考えているようです。

歩行者も運転者も交通ルールを守り、スムーズで安全なやり取りを

アンケートの回答結果によると、お辞儀や会釈が必要だと考える人の意見には「感謝の気持ちを伝えたい」「お互い気持ちよく過ごせる」「意思表示として安全面にもプラス」などが多く寄せられました。

一方で、「そもそも歩行者優先のルールなので必要ない」「早く渡るほうが親切」「強制されるのは違う」といった理由で、お辞儀や会釈は必要ないと考える方もいました。

お辞儀や会釈をするかどうかは個人の判断に委ねられるものであり、義務ではありません。大切なのは、歩行者も運転者も交通ルールを守り、お互いにスムーズで安全なやり取りを心がけること。お辞儀をする・しないにかかわらず、気持ちよく譲り合える社会を目指したいですね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/2/7〜2025/2/8
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300