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舞台俳優「上演中の会話は控えてほしい」観劇中のマナーが話題「感想を即共有したい」

  • 2025.2.16
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出典 :photoAC(画像はイメージです)

劇場の暗闇に広がる舞台の世界。リアクションなどはあれど、基本的には俳優たちが魂を込めて演じる姿に観客は静かに見入るものですよね。しかし、観劇中に一緒に来た友人たちと“おしゃべり”をしているお客さんが一定数いるそう。

観劇中にしゃべるお客さんについて、ある俳優さんがSNSで「上演中の会話は控えてほしい」といった趣旨の投稿をし、多くの共感を集めました。

感動や驚きを誰かと共有したくなる気持ちはわかります。しかし、劇場は大勢の人が同じ空間で作品を楽しむ場所。観劇中におしゃべりをすることについて、実際に観劇経験のある方はどう考えているのでしょうか?

そこで今回は、舞台を見たことがある方限定で、観劇中におしゃべりをする理由を伺いました。

舞台を観劇中におしゃべりをするのはなぜ?

寄せられた意見を紹介します。

舞台の内容を確認・解説するために話した

学校の修学旅行で訪れた地域で見た演劇ですが、普段見ないジャンルで誰が今何をしているのかについて小さい声で確認し合っていました
(30代男性・ライター・兵庫県)
おしゃべりと言っても、回りに迷惑にならないように、連れに舞台の内容を説明したり、解説したりしてしまいます。
(40代男性・愛知県)
宝塚歌劇団の観劇の時に、芝居の内容で、主演の方がどうして迷ってしまったのかということが聞きたくて、隣に座っている仲間の人に聞いてしまったことがあります。
(60代女性・専業主婦・静岡県)

感想を共有したい

目の前を推しの俳優さんが走っていったとき、隣に座っていた友人に思わず「カッコいいねー」と小声でおしゃべりしたことがあります。
(30代女性・会社員・中国地方)
マナーとしては、おしゃべりは不可だと思いますが、観劇中、演技やストーリーに関して情報や思いを即共有したいときもあるので。
(50代男性・ライター・愛知県)

小声なら迷惑にならないと思っていた

観ているものに対して友人と話したり小声ですがします。迷惑にならない程度ならいいと思います。
(40代男性・フリーランス・群馬県)
舞台内容を話したいこともあるのでしゃべることも全然ある。迷惑をかけないレベルなら全然OKだと思います。
(20代男性・フリーター)

おしゃべりしてはいけないと知らなかった

友人と言っていて、少し話したが前に座っていたお客さんに睨まれてしゃべったらいけないんだと思った。それからは黙って見るようにしている。
(30代女性・看護師・山口県)
友人とおしゃべりしたことあります。小声なので大丈夫だと思っていましたが、やっぱり迷惑だったんでしょうか?今後は気をつけます!
(40代男性・会社員・四国地方)

無言で観るという習慣がない

おしゃべり、というと微妙なところではあるのですが、誰かと行って、無言で観るということはあんまりないです。
(30代男性・自営業)

ある派の多くは「感想を共有したい」「小声なら迷惑にならないと思っていた」「舞台の内容を確認・解説するために話した」と回答されていました。

観劇中はおしゃべりない派の意見

一方、観劇中におしゃべりすることはないという方からの意見も紹介します。

舞台上の世界を壊すようなことは演者に失礼ですし、普通にマナー違反だと思うので絶対にしません。
(30代女性・会社員・東京都)
目の前でお客様に楽しんでもらおうと真剣に演技しているので、おしゃべりすることは失礼になるから。
(30代男性・会社員・香川県)
周囲の人に迷惑がかかるのでおしゃべりはしたことがありません。終了後に思いっきり話します。
(30代女性・会社員・岩手県)
以前劇団四季を見に行った時、カップルの男性が女性に解説をしていて非常にうるさかった経験があります。男性はドヤ顔でしたが、ストーリーや演出に没頭したい自分としては、自分の知識をひけらかすのは別のところにしてほしいな、と辟易しました。
(40代女性・専業主婦・東京都)
自分は絶対にしないし、視線は舞台に全集中させたい派です。本当に意外なほどおしゃべりする方もいたりして、やっぱり目立つし迷惑に思う方も多いからそうなりたくないなと思います。
(40代女性・接客業・東京都)

ない派の回答では、「演者さんに失礼」「周囲の人に迷惑がかかる」「自分が舞台に集中したいから話さない」という意見がありました。

観劇中にしゃべるのは原則マナー違反

全300件(有効票)から寄せられたアンケートの結果はこちらです!

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出典:TRILL調べ

 

舞台を観劇中におしゃべりをしたことが「ある」に69票、「ない」に231票が集まり、「ない」が大半という結果になりました。

アンケートの回答結果によると、おしゃべりをしてしまった経験がある方からは、「感想を共有したい」「小声なら迷惑にならないと思っていた」「舞台の内容を確認・解説するために話した」といった意見が寄せられています。

また、中には「おしゃべりしたらいけないということを知らなかった」という方も。

しかし、多くは観劇中のおしゃべりを控えており、「演者さんに失礼だから」「周囲の人に迷惑がかかるから」「自分が舞台に集中したいから話さない」といった理由で静かに舞台を楽しんでいることがわかりました。

劇場での特別な体験を誰かと分かち合いたくなる気持ちはわかりますが、観劇中のおしゃべりは演者さんや他のお客さんの迷惑になってしまう可能性も。

話したい気持ちは終演後まで取っておき、余韻に浸りながら思い切り感想を語り合うのも、観劇の楽しみのひとつかもしれませんね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/2/6〜2025/2/7
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問/舞台を見たことがある方限定
・有効回答数:300